3DCGのモデリングをしたい人なら、多分誰もが一度は触れたことがあるBlenderで、今回は公式で配布されている3DCGのモデリングをBlenderで触ってみました。
原神の3DCGモデルはMikuMikuDance(以下MMD)のファイル形式で配信されているので、まずはMMDのファイルを開けるようにBlenderでプラグインの導入をしなければなりません。
プラグインの導入方法はVRMのプラグイン同様に、プリファレンスで導入することが可能です。
原神のモデルをダウンロード
原神の3DCGモデルは、現在14体ほど公式からダウンロードが可能となっております。最近最新のキャラはダウンロードできませんが、古いキャラでしたら可能です。
ダウンロードしたい任意のキャラクターをクリックすると、zipファイルがダウンロードできますので、ダウンロードしたzipファイルを解凍すると、キャラクターのネームが入ったpmdファイルのデータと、各テクスチャーが収まったフォルダが入っております。
そのままでは使えない
MMDデータのインポートで、公式からダウンロードした原神のモデルを開いても、テクスチャがエラーを起こし、ピンク色のエラー状態になっています。
公式のテクスチャの指定場所が間違っているので、これを修正しなければなりません。まずオブジェクトを選択してマテリアルタブを開けばテクスチャを選択するところがありますので、選択しているファイル名を先ほどダウンロードしたファイルの日本語のテクスチャに合わせていくと良いでしょう。ちなみに、テクスチャはグループ登録されているようなので、該当する項目が一括して変更されていきますので、意外に作業量は少ないです。私が今回ダウンロードしたモデリングはウェンディのものですので、参考にしてみてください。
- 眼白と瞼はtexture顔
- 皮●・衣服・●子・帽子はtexture服
- 眼晴と●友はtexture髪
- 表情はtexture表情
※中国語で文字化けしてしまうため●にしております。
以上に置き換えればテクスチャがしっかり反映されて、見た目も美しい3DCGモデリングで遊ぶことができます。
遊んでみて
気になるウェイトの割り当てや、各可動域やIKの設定というマニアックなものから、シェイプキーをいじることで表情を変更して遊ぶことも可能です。ここからさらにVRMファイルに変更して遊ぶなんてこともできるので、個人利用規約などを範囲を超えない程度に遊んでみることができます。
個人的にはオフになっているコリジョンの設定などを眺めて、細かい設定がされていて『良い仕事してますね~』と、わかった気になって楽しめました。基本的にモデリングは3角ポリゴンにされているので、新たにループカットするなんてことはできないようになっているようですが、4角モデルに脳内修正しモデリングの参考にさせていただくこともできて、存外楽しめました。
どうしても私が美男美女を作れないものなので、3DCGを一度しっかりと極めるならばこういった公式にもなっているモデリングをしっかりと踏襲することも必要だと思いました。一度こういった公式モデリングを参考に自分でアニメ調の素体モデリングを叩き込むのも良いと思いました。個人学習だけでは知ることができないことを知ることができるのは大変有意義だと感じました。
まとめ
とくに原神をつきつめて遊んではおりませんが、美しいトゥーン調の3DCGは参考にしたいので、今回Blenderで実際に3DCGモデリングが見れてありがたかったです。かといって自分がこんなカワイイキャラを作るか?と言ったら微妙なんですが、無駄の無いシンプルなモデリングだけど美しいという人物モデリングの参考にさせていただき、自分に取り込めるところは取り込めていけたらと思います。こういった舞台裏まで見ることができるのは、PCの楽しみの一つだと思えますので、PCを持っていてよかったと感じることの一つです。