Xbox Game Pass Ultimateのサービス内にある、様々なXbox Game Pass対応のゲームをクラウド上で楽しめるサービスであるXbox Cloud Gaming (Beta)を試してみました。
Xbox Cloud Gaming (Beta)のサイトはコチラ
Xbox Cloud Gaming (Beta)の使い心地
ゲーミングPC上での動作
ある意味ゲーミングPCで、あえてクラウドを使うメリットとしてはHDD(SSD)の容量を圧迫しないことと、PCではプレイできない子コンソロール対応のゲームでクラウド対応しているゲームも遊べるということです。XboxやXbox360系のゲームが遊べるというのが大きなメリットかもしれません。
遊んだ感想としては、ネットワーク環境が安定しているならば普通に難なく遊べてしまいます。とくにカクカクするとかスローモーション表示になるということもありません。ゲームの起動にクラウドとの同期で時間がかかることくらいがネックだった程度のデメリットしかありませんでした。
対戦ゲーム(FPSやTPSや格闘ゲーム系)とかそういったゲームですと遅延なども感じる部分があるかもしれませんので、1人用のゲームあたりで遊ぶのが良いと思えました。
タブレットやスマホでの動作
ネットワーク環境が安定していて、それなりの性能を持つスマホやタブレットであれば動作もそれなりに安定しますが、無線環境ですと5Ghz帯域でないと、若干遅延が酷いところもありました。2.4Ghz帯域は基本的に推奨環境ではないので仕方がありません。
一応アクションゲームとアドベンチャーゲームなどを遊んでみましたが、コントローラーを接続しなくともスマホ上で現れるタッチパッドで操作することも可能です。見た目はとても邪魔なのでアクションゲームには向いていないので、アクションゲームを遊ぶようであれば別途Bluetooth対応のコントローラーを購入した方が良いでしょう。最新のXboxワイヤレスコントローラーなんかとても良い使い心地でした。
快適にゲームを遊びたいのであれば、やはりそれなりに性能の高いPCが必要であると感じます。私は性能が高いゲーミングスマホなどは所有していないので、ゲーミングスマホくらいの性能があれば安定するのかもしれませんね。
ネットワークが安定しないモバイル上でのプレイは、かなりカクつくこともあったので、オススメはしません。外出先で通信環境の良いWi-Fi接続をしているときに遊んだ方が良いかと思います。
セーブデータも同期される
とりあえず、最近遊んでいるAIソムニウム ファイルを遊ぶくらいでしたら、アドベンチャーゲームということもあって遊びやすいと感じました。実際にPC上で遊んだセーブデータもクラウド上に同期されるので、自宅ではゲーミングPCで遊び、外出先ではスマホやタブレットやノートPCで遊ぶなんていう遊び方も可能ではあります。
流石に外出先でコントローラーまで引っ張り出して遊ぶというのは難しいので、タッチパッドでプレイすることを考えるとアクションゲーム系は自宅で遊ぶのが良いと思います。エントリーモデルくらいの性能のあるPCと、安定したネットワーク回線があれば、負荷の高いゲームはクラウド上で遊び、負荷の低いゲームは自分のゲーミングPCで遊ぶなんていう使い方もできると思います。
性能が低いPCやタブレットやスマホですと、若干処理が重いと感じます。今回私はWi-fi6環境で遊んだのでネットワーク回線による遅延は感じませんでしたが、やはりスマホの性能には限界を感じました。
まだBETA版ということで、今後のアップデートで改善されるかもしれませんが、安定してクラウドゲームを遊ぶならば、それなりの性能を持つ端末とネットワーク回線は必要だと感じました。
私はハイスペック寄りのミドルスペックのゲーミングPCを所有しているので、あえてクラウドサービスを使うとすれば、Xbox Game Pass PCでは遊べないコンソロール対応かつクラウド対応のゲームを遊ぶくらいです。この狭いカテゴリの対応タイトルが増えたら使用する機会もあるかと思いますが、現状はあまり使用しないかな・・。と感じました。
エントリーモデルのゲーミングPCを所有していて、安定したネットワーク回線を持っている人であれば、かなり有用なサービスだとも思います。