Twelve Minutesをクリアいたしましたのでクリア後の感想を書きます。
Twelve Minutesをプレイするために必要なパソコンのスペックは
最低動作スペック
- OS:Windows7(64bit)
- CPU:Intel Core i5-2300または、AMD Phenom II X4 965以上
- メモリ:2GB以上
- GPU:NVIDIA GeForce GTS 450または、AMD Radeon HD 5770以上
推奨動作スペック
- OS:Windows10(64bit)
- CPU:Intel Core i5-6600または、AMD FX-8350 以上
- メモリ:4GB以上
- GPU:NVIDIA GeForce GTX 1080または、 AMD Radeon RX 5700 XT以上
高画質で遊びたいならばハイスペックモデルのゲーミングPCがあれば余裕でプレイが可能です。低画質ならばエントリーモデルでも十分遊べると思われます。
Twelve Minutesのクリア後の評価
Twelve Minutesの満足な点
- タイムリープ地獄にハマっている感は出せている
- 一部スッキリする謎解きの解決方法もある
Twelve Minutesの不満点
- スッキリしないストーリー
- スキップ機能が中途半端
- 謎解きに理不尽さを感じることも多い
それぞれの感想
腑に落ちないストーリーとエンディング
幾度も10分間をループする時の狭間にとらわれる主人公「なんでなんだ!」とか言ってますが、最終的には記憶を封印していたようで、それが解かればクリア(一応エンディングらしきものが流れる)んですが、アフターストーリーみたいなミニゲームが開始され実績集めをしながら、よくわからない話を見なければなりません。なんというか「スッキリしない」というのが、第一印象でして、その後も考察を重ねても、「なんだかな~」というお話です。最終的な段階に来ても、コイツら(主人公、妻、警察)みんなクレイジー過ぎやしないかい?と思えてしまいます。最初は警察がクレイジーに思えてましたが、途中から妻が、そして最後は主人公のクレイジーさが明るみに出ます。主人公が元凶というオチに辿り着いて、「へ?」となってしまい、全く持ってスッキリしないエンディングでした。私は実績全部取るということはしないので、エンディング後のヤリコミはしませんが、一応何度かアフター(なのか?)ストーリーをやって見ましたが選択肢やポイントクリックするだけで疲れる印象です。
周回が面倒
一応選択肢は一度選んだものは、暗くなるので同じものを選ばないようにできますが、実は同じ選択肢後に新たな選択肢が含まれていることなども多く、逆に解りづらくなっております。意地悪にも感じてしまう要素です。また、アイテムの使い道なども自由度が高い分、ココ!というタイミングで使わなければならないシビアさがあります。ちょっとでもミスると同じエンディングに飛ばされたりするので、個人的にはストレスに感じました。同じ時間のループに囚われている感は強くなり、最初は面白いのですが、作業的に感じる部分も多くなってきました。一応早送りもできるにはできるのですが、主人公の台詞は飛ばせても、他のキャラの台詞はできないようで、疲れます。ノベルアドベンチャーなら、テキストをガリガリ飛ばしている部分を見させられている感覚でした。
試行錯誤を超えた謎解き
ファーストインプレッションでも、謎解きしていて「そんなんわかるか?」と思ったゲームですが、謎を解けば解くほど「そんなんわかるか?」が増していくゲームです。たまたまクリックしたら解ったみたいなところも多く、古い総当たりコマンド式ゲームをポイントクリックゲームでやらされている感じです。しかもタイムテーブルが厳しく、タイミングをミスると同じループに戻されます。クリックゲームなので、操作がもどかしい部分も多く、また、キャラクター動作のショートカットもできないため、周回すればする程煩わしさが増していきました。その中で、「そんなんわかるか?」みたいな謎が出てくるため、スッキリしない感覚が増していきます。アレコレやってみて楽しいの枠を超えて、虱潰しにクリックする作業ゲームに思えてしまう部分が多かったです。
クリア後の総合評価
クリアしてみて、まずスッキリしませんでした。「謎解きして、ゲー厶をクリアしてやったぜ!」という達成感が薄いです。エンディング後もなんだかストーリーの様なものが続いているのが、更に後味を悪くしている気がします。なにせ「ラスボスは俺だった。」という記憶ぶっ壊れ主人公と事情はあれどクレイジー過ぎな警察と、最終的には被害者だった妻(コロコロと豹変しすぎて一貫性が無い)が織り成すストーリーは、見ていて気持ちの良いものではありませんでした。何一つ彼らに共感ができません。クレイジーな警察の事情は理解しますが、凶行に及び過ぎだろと、感じました。
なんというか、クリア後もモヤモヤするストーリーで、主人公の独り相撲で「実は悪いのは僕でした。」という個人的には好きではない展開でした。主人公が、どこで「イザナミ(NARUTOより)」をくらったのかは解りませんが「自分が悪かったこと思い出すまで帰れま10Minutes」というサブタイトルを付ければ、なんとなくスッキリするのか、しないのか、そんなゲームでした。個人的には「うーん。」という、クリアしてもスッキリしないゲームでした。