ゲーム実況動画を作る上で、自分の声で実況するのは恥ずかしいとか、家族や近所迷惑になるということで、音声合成ソフトの使用を考えている人も多いかと思います。今回は実況動画に使える音声合成ソフトの比較をしていきます。2020年に一度作成した記事ですが、音声合成ソフトも更に増えたので、比較したソフトを追記しています。
音声合成ソフトの名称と機能とライセンスについて
それぞれライセンス契約などもあり、広告収入を得る場合は使えないなどの規約もあるので、うっかり規約を破るような使いかたをしないように注意しましょう。
ゆっくり実況(ゆっくりムービーメーカー)
棒読みちゃんは無料ですが、ゆっくりムービーメーカーでは商用利用にライセンスが必要となります。ライセンスは6,380円税込と比較的安いのですが、最新のムービーメーカー4ですとAquesTalk1と2と10の3ライセンスを購入しなければなりません。音声を入力して、緩急をつける作業などは、直感でも行なえます。音声合成ソフトソフトっぽい声ではありますが、ゆっくり実況が好きな層に見てもらうことができます。
CeVIO
こちらはアマゾンでも無料体験版(30日)が配信されてますので、簡単に試すことは可能です。単語登録ができますので長く使用することを考えると使い勝手が良いソフトだと言えます。
歌わせてCDを販売するとなるとライセンス契約なども必要になりますが、実況動画のナレーションでしたら、広告収入アリの動画に使用することも可能です。フルセットでも1万円程度なので、導入はしやすいソフトです。
AI トーク
結構有名どころの音声合成ソフトです。こちらもアマゾンなどでも購入することができます。のぞみとせいじというボイスは汎用性もあり使い勝手が良いと感じます。こちらも単語登録などもできるので、一度専門用語を覚えさせれば、後々の使い勝手が上がります。値段は14,000円ほどと高いです。ホームページ上でお試し使用ができます。
ボイスロイド
声の種類もあり、有名声優ということで実況に使えば集客力もありそうです。そう考えればソフト一本の値段は安いものと思えるかもしれません。基本的なシステムはAI トークを使用しているようです。
YouTubeのナレーション使用でしたら、商用ライセンスは必要ありません。スポンサー契約などするような売れっ子YouTuberになると、スポンサーがライセンス料を支払う必要があります。体験版もありますので一度お試しで使用してみたほうが良いでしょう。
最近次世代ソフトのボイスピークが発売され、こちらは更に音声に抑揚が出ており、使い勝手がましております。
音読さん
完全にブラウザ上で動作するので、気軽に扱えますが、ライセンス契約に厳しく、営利目的(広告収入等) は、ライセンス契約が必要です。細かいイントネーションは、テキストで抑揚をつけるため非常に調教が大変です。自動音声をイントネーション等は問わず安く扱いたい人におすすめかもしれませんが、長期間扱うならば買い切り型のソフトの方が安くつく場合が考えられます。
声フォント
個人利用なら商標利用でも月500円から使用できるため、お手軽ですが、使う声によってポイントが変わり料金加算されます。一応月に5万ポイントが付与されるので、一文字数ポイントの消費なので、ハードな使い方をしなければ無くなることは無いでしょう。こちらも長く契約していると、買い切り型よりも高くついてしまう場合があります。ゆっくりムービーメーカーとのコラボ使用もできるようです。
ボイスボックス
数名のキャラクターがおり、そのキャラクター毎に利用規約が設けられております。基本は無料ですので安心して使うことが可能です。動画などで利用する際は基本的にキャラ名を明記するなどが必要となります。
気に入るボイスがあって、キャラ名称の明記が気にならないならば一番オススメとなる音声合成ソフトです。
https://voicevox.hiroshiba.jp/
まとめ
キャラ名表記は必要ですが、おすすめはボイスボックスです。実況動画などどこまで継続できるかわからないので、基本無料はとてもありがたいと思います。
次点はCeVIOやボイスボックスやボイスピークなどの買い切り型ソフトです。サブスクは短期間なら良いですが、長期を考えると割高と感じてしまいます。あとは、声質と自分の実況の雰囲気とどれだけ合っているか?ということになってくると思いますので、体験版などあるソフトは積極的に使ってみることをオススメします。