グラフィックボードが高温にならないようにPC内部のエアフローに気を付けなければならないという知識はありますが、一体グラフィックボードの適正温度は何度くらいなのでしょうか?
グラフィックボードを稼働させるにあたって高温と言われる温度がどれくらいなのか知らなければ、意味がありません。
私も今までGTX1060(6GB)を使ってきましたが、熱暴走なんていうことはありませんでしたが、高負荷のゲームや作業をする際に気を付けることができるに越した事はありませんので、グラフィックボードの適正温度について書いていきたいと思います。
グラフィックボードの適正温度
グラフィックボードの適正温度と言いますが、内部に入っているGPUの温度が適正か?ということが大事です。
GPUの適正温度は通常状態で40度~80度となっています。またGPUによって最大温度がメーカーによって明示されています。私の使っているGTX1060(6GB)の最大温度は94度となっておりました。
https://www.nvidia.com/ja-jp/geforce/products/10series/geforce-gtx-1060/
負荷がかかっていないような状態では40度~60度くらい、高い負荷のかかる作業をしても80度以内で抑えられていることがベストであると言えます。
もし、それ以上の温度が出ているようでしたら、エアフローの改善や別途クーラーを付けることの目安となってきます。
温度管理の方法
GPUの温度管理については、私はMSIアフターバーナーを使用しております。他にもフリーソフトを使用するという選択肢もあります。
NVIDIA製であればNVIDIA nTuneというソフトでも温度管理ができるようです。
グラフィックボードの温度を下げるには
もし、モニタリングしてみてグラフィックボードに大きな負荷がかかり温度が高い場合には、まずグラフィックボードやファンにホコリが詰まってエアフローが機能していないことが考えられますので清掃をしてみましょう。
清掃してもダメなのであれば、PC内部のエアフローが上手にできていない、PCのケースが小さいということも考えられます。
更にグラフィックボードについているクーラーだけで間に合わないのであれば、別途グラフィックボード用のクーラーを付ける必要があることも考えらます。
グラフィックボードの温度が熱すぎて、ゲームの動作がおかしいのでは?と感じる際には、負荷のかかる作業を止めてみて様子を伺ってみましょう。
壊れると厄介なので日ごろから気を付ける
グラフィックボードは決して安い物では無いので、壊れる前にしっかりと対策を練りましょう。また上記に紹介した温度管理できるソフト等を使って異常な高温にならないように扱っていきましょう。また、高温になるようでしたら、下記の対策を行ってみましょう。
- ケースを大きいもの、ファンを高性能なものに交換してみる
- PCケースやファンの清掃をしっかりと行う
- 熱がこもる場所や熱くなる場所にPCを置かない
- 配線等のPC内部のエアフローの見直しをする
これらの対策を行ってみれば、グラフィックボードの温度が改善され、グラフィックボードを長く使い続けることができます。
これからグラフィックボードを購入する人は高い負荷がかかるゲームや作業をする人はグラフィックボードに内蔵されているファンの性能が良いものを選び、更にエアフローのことを考えて設置すると良いでしょう。