THE QUIET MANを2周目クリアしましたので感想を綴ります。
THE QUIET MANをプレイするには?
最低動作スペック
- OS:Windows7、8.1、10(64bit)
- CPU:Intel Core i5以上
- メモリ:8GB以上
- GPU:NVIDIA GeForce GTX 750 TiまたはAMD Radeon R7 370以上
- ストレージ空き容量:40GB以上
推奨動作スペック
- OS:Windows7、8.1、10(64bit)
- CPU:Intel Core i5以上
- メモリ:16GB以上
- GPU:NVIDIA GeForce GTX 1060(VRAM6GB)またはAMD Radeon RX 480以上
- ストレージ空き容量:40GB以上
プレイが快適にプレイする場合はミドルスペックのゲーミングPCが欲しいところです。
THE QUIET MANの良いところ、悪いところ
THE QUIET MANの良いところ
- 実験的には面白い作品
THE QUIET MANの悪いところ
- 雑な戦闘システム
- 完全クリアに2周クリアが必要
- インディーズ価格だが高く感じる内容
総合感想
悪いところで結構ボロクソに書きましたが、はっきりいって手放しに誉められたゲームではありません。ただし、この様なゲームを出した意気込みは素晴らしいと感じたので感想を綴ります。
まず、このゲームは2周クリアしないといけません。耳の聞えない主人公ディン君を操ってさらわれた歌姫を取り戻すというストーリーです。しかし、このストーリー前提は2周目になって一気に否定されます。
1周目は耳が聞こえないという感じで、主人公やわき役まですべての声が聞こえなくなります。2周目になると全て聞こえる状態になるのですが、2周目ではディン君普通に会話(手話と読唇術で)しているので、1周目は本当に必要なのか?という気になります。
そして、このゲームの一番ネックなのが戦闘システムの雑さが目立つというところです。パンチ、キック、掴み、避け、時間停止、走る、ダッシュという操作があるのですが、雑魚はパンチとキックだけで勝てますが、中ボスクラスになるとギリギリに敵の攻撃を避けることによる一瞬の時間停止からのカウンター攻撃でバトルする必要があります。
更にボスの中にはスーパーアーマー付きの投げをしてくる敵などもありちょっと面倒です。敵の挙動が一昔前のゲームでパターンにハメてしまうと、パンチ→キック→パンチ→キックのコンボだけで敵を倒せてしまいます。
音声無しの状態でストーリーを考察し、その後音声解禁でストーリーの真相がわかるという試み自体は大変面白かったのですが、肝心のゲームで唯一操作できるバトル部分が残念なデキというのが、とても勿体ないゲームです。
きっとバトルが面白かったら、もうちょっと楽しめたのではないのでしょうか?SFC時代のベルトスクロールアクションゲームよりも敵の種類が少ない上に、デキの悪いジャンケンバトルをしなければいけないのは、とてもキツイです。
ストーリーは、1周目と2周目での価値観の違いを感じられて、音って大事なんだなということに気づかされて、新しい発見を感じましたが、いかんせんゲームとしては価格に見合っていないと感じました。
この様に考えてしまうのは、その他のインディーズゲームの完成度が上がっているからでしょう。この価格ならもっと楽しめるゲームが数本買えてしまう時代なので。
私的には新たな発見が得られたので、この価格でも良いかな?とは思えた部分もありますが、もっと戦闘システムのデキが良かったら、もうちょっと満足度が高いゲームなのに非常に勿体ないゲームだと思います。
アクションパートはどうやら『龍が如く』シリーズのアクション監督である小池氏が監督していて、格好良い動きにはなっているが、パターン化していて同じようなアクションを何度も見せつけられているので、飽きはきやすいと思います。
プレイすると色々と残念な部分が目立つゲームです。面白いといっても興味深いの面白さのゲームなので、セールで千円切ったら遊んでみてもらっても良いかと思います。2周目からは戦闘パート無しが選択できたら、もっと良かったかもしれません。