企業等で利用が多いと思われるクラウドストレージですが、いまひとつピンときていない人も多いと思います。
クラウドストレージって一体なんだろうか?利点はあるのだろうか?ということを書いていきたいと思います。
クラウドストレージとは?
ストレージはPCのデータを保存するもの、HDDやSSD等が該当します。細かく言えばUSBメモリやSDカードも入るかもしれません。
これらは全て自分で購入したストレージ機器にデータを保存しておくこととなり、大きさの大小があれど、スペースを圧迫するものになります。
とくにノートPC等はHDDやSSDを外付けで取り付けてデータを保存及びバックアップすることになるため、外付け機器と配線といった煩わしさを生みます。
そして、クラウドストレージは、インターネット上にあるストレージを企業から借りてデータを保存することになります。
クラウドストレージのメリット
物理的なストレージを購入する必要が無い
HDDやSSDといったストレージを買う必要がありませんので、物理的スペースを圧迫することがありません。配線の煩わしさなどからも救われるでしょう。
外出先からもデータの管理が可能
自宅にあるPCのデータは外出先から取り出すことは基本的にできません。(リモートプレイなど使用する場合は別)データの取り出しや保存もインターネット環境があれば簡単にできます。
大容量のデータもクラウド上に保存しておけば、データ保存容量の少ないノートPCでも出先で大きなデータを呼び出し使うことが可能です。
ファイルの共有が楽
クラウドサービスのIDとPASSを共有しておけば、例えば家族の共有ファイルなどを家族みんなで使うことが可能です。
別のPCやスマホで同じデータにアクセスできるので、一台のPCを共有するよりも手間は少なくなります。
クラウドストレージのデメリット
大容量となるとレンタルが有料
少ない容量でしたら無料でサービスしているところも多いのですが、大容量のクラウドストレージを利用する場合は月額千円程度の費用がかかるようになります。
このレンタル費用を1年貯めたら、今でしたら4TBくらいのHDDが購入できてしまいます。
サービス終了が心配
安いからといって不人気なサービスの場合は、もしかしたらクラウドストレージサービスが終了してしまうことも考えられます。
そうなった場合、預けていたデータがどうなってしまうのか?ということが懸念されます。
情報漏えいの危険
以前iCloudでプライベート写真が流出するなんていう事件もありました。個人情報が漏れてしまうなんていうことも懸念されます。
クラウドストレージは利用すべきか?
最近は無料で使用できる容量が大きくなってきましたので、消えても問題ない、情報漏えいしても問題ないようなファイルの保存には役立つかもしれません。
私は、こういったサービスは基本的に疑ってかかるタイプなので、Googleドライブ(無料で15GB使える)かAmazon Cloud Drive(無料で5GB使える)の無料枠だけ、当たり障りの無いファイルの保存にだけ使用しております。
個人情報が写っているような重要書類や写真の保存には使用はできておりません。いまだに『本当に大丈夫』と思ってしまいます。
そんな私から言えることは、基本的には物理的ストレージのバックアップとして利用するのであれば良いと思います。流石に外部サービスに重要な情報を預ける気にはなれませんし、お勧めもできません。
どうせならプNASでも構築してプライベートに利用するほうが良いかもしれません。