パソコンをモニターにつなぐにあたって、接続端子の違いはあれど明確な違いはわかっておりません。
以前、端子の違いについて書いた記事がありますが、今回はHDMIとDisplayportの違いにスポットを当ててみました。
パソコンの端子はどれを重視したら良い?HDMI?USB?ディスプレイポート?
HDMIとDisplayportの違い
HDMIについては以前詳しく掘り下げてみましたが、Displayportについてはあまり掘り下げませんでした。
Displayportはあまり普及せず、パソコンモニターでしか見ない規格となっており、きっと一般の人からしたらDisplayport?ないそれ美味しいの?状態だと思います。
HDMIが普及後に出た規格のため、性能は良いのですが、結局今になっても普及してない状況です。
HDMIとDisplayportの違いはHDMIにはロイヤリティがかかり、そのロイヤリティが上乗せされているので、HDMI製品は高額となっております。
しかし、Displayportにはそういったロイヤリティなどが必要ないので安価に済む筈なのですが、普及率が悪いことから、量産されないので、HDMI製品とあまり変らない値段で売られております。
そして驚くべきことに実は普及していないDisplayportの方が高性能なのです。
Displayportの性能
Displayportにも規格がありDisplayportの後に1.0 ~1.4までの規格が存在します。
HDMIがHD1920 x 1080解像度で144Hzなのに対しDisplayportは240Hzというリフレッシュレートの数値を出しております。
ですが、数値が高いからと言って、モニター自体がその機能に対応していなければ、あまり意味がありません。
144Hz以上の対応している高性能モニターは少ないので、Displayportに対応しており且つ高いリフレッシュレートにも対応し、グラフィックボードもその性能を出せるものでなければ意味が無いと思います。
しかしながら、はっきりと言えることは『Displayportの性能は高い』ということだけは理解しておいて良いことだと思います。
使い勝手
パソコンのモニター類はDisplayportを備え付けていることが多いです。特に高機能なものほど搭載しております。
しかし、HDMIの方が普及率が高いため、その他のTVやBlu-rayなどのAV機器はHDMI対応のものが多く、そういった機種との連携を考える場合HDMI端子の搭載は必須となると思います。
上記色々と違いと使い勝手を書きましたが、今後もHDMIは2.1規格の発表もされ性能を上げてくると思われます。Displayportの負けじと性能を上げてくると思いますので、今後のどちらの規格の進化にも期待をしたいところです。