Intelから発売されているグラボの「Arc A」シリーズは、ゲームにとって良いものなのか?購入の選択肢になりうるのか、今更ながら書いていきたいと思います。
「Arc A」シリーズの仕様
「Arc A」シリーズの中で高い性能を持つのがArc A770というグラボです。VRAM16GBでシェーダーコア数が4096あります。値段も55000円程度となっております。
実力的には、NVIDIAのRTX4060Ti程度となっております。AMD製であればRX6750XTくらいでしょうか。
「Arc A」シリーズの最低性能のものはA380でGTX1650Super程度です。値段は2万円程度となっております。
ちなみにA770であれば、レイトレーシング性能も備えていてRTX3060を超える性能を持っていますが、RTX4060Tiには及ばないので、価格帯を考えると値段相応の実力と感じます。
ゲームでの性能
性能はRTX4060Tiに匹敵する・・・。と紹介しておきましたが、実際にフレームレート等を計測すると、RTX3060Ti程度の性能となっているようです。
ゲームとの相性もありますので、昨今のNVIDIA製のグラボに最適化されたゲームが多い中では、どうしても見劣りしてしまいます。価格以上の性能が出ないと感じてしまう人も多いかもしれません。
また、何故かFHDよりもWQHDや4Kで活躍するなど、実力の発揮のしかたが良くわからないと噂のグラボです。
Intelマニア向け
総合的に、性能は悪くはありませんが、使い勝手が微妙ということで、まだまだ発展途上にあるグラボです。
今後AMDやNVIDIAのグラボを超えるようなビックリ仕様になっていくことが期待はされますが、今はまだPCゲームで使用するならばNVIDIA製のグラボを購入した方が良いと思われます。
値段を安めに高解像度(4KやWQHD)で、やや高めのフレームレートを出したいという人ならば良いかもしれません。
しかし、そもそも高解像度で高いフレームレートを出したいならばRTX4070Ti以上の高性能グラボを購入した方が良いと思います。