RTX4000番台も4090から発売され、4060Tiまで販売されるようになりました。やっと4000番台も出そろった感があります。しかし、3000番台でも十分だったグラボが、4000番台になって何が変わったのか?性能の比較とともに、オススメの型番についても書いていきます。
RTX4000番台と3000番台の違い
4000番台と3000番台を比較すると、同じ下二桁を比較すると大幅に性能は上がっております。4080でしたら3090、4070が3080を追い越す性能を持っております。また4000番台はTiの付いたものが多いので、選択肢が多いのも良いところです。今から3000番台を購入するよりは、4000番台のちょっとだけ性能が高いものを買うことをオススメしたいです。
また、4000番台の方が『消費電力が低い』こともあるので、電気代の値上がりが心配される昨今の情勢に合っているとも言えます。
しかし、4000番台は高性能グラボが多い反面、全体的に値段の安いグラボがありません。エントリーモデルのゲーミングPCに使用するならば、GTX1650~RTX3060あたりがオススメになってしまいます。RTX4000番台は高性能PCが欲しい人向けになってしまいます。
処理速度等は全体的に4000番台に軍配が上がります。しかし値段に折り合いがつくかどうかになってきてしまいますので、後述する値段と性能比較を考えて選定すると良いでしょう。
3000番台と4000番台のスコア比較
ドスパラのスコア比較を参考に上位から型番を並べてみます。ついでに参考までおおまかな値段を書いておきます。
あくまで2023年6月上旬現在の価格調査です。
- RTX4090 25万円程
- RTX4080 19万円程
- RTX4070Ti 13万円程
- RTX3090Ti 23万円程
- RTX3090 19万円程
- RTX3080Ti 15万円程
- RTX4070 12万円程
- RTX3080 10万円程
- RTX3070Ti 8万円程
- RTX3070 7万円程
- RTX4060Ti 6.5万円程
- RTX3060Ti 5万円程
- RTX3060 4.5万円程
上位の3000番台は品薄で価格が上がっているので、RTX3080Ti以上は素直に4000番台を購入した方が良さそうです。4000番台の方がAIイラストの作成に向いているという評価もあります。値段からみても、上位は4000番台、下位は3000番台が良さそうです。RTX4060Tiは発売間も無いので価格がもっと下がれば購入する価値がありそうです。
オススメのグラボ
3DCG作成や動画編集まで行うような高性能を求めるならばRTX4090が一番でしょう。コスパが良いのはRTX4070Tiだと思います。昨今のPCゲームでしたら4Kでも十分なフレームレートを得られます。そして、FHD画質でしたらRTX3060Tiが良さそうです。価格を見て、懐具合にあったグラボを選ぶと良いと思います。