最近GPD Winに引き続きAYA NEOやX One Playerといった様々なウルトラモバイルPC(UMPC)が発売されております。
また、steam deckの発売も日本では12月17日から開始され、ますますUMPCは盛り上がっていきそうです。
しかし、UMPCの購入と、ゲーミングノートPCはどちらが良いのでしょうか?購入を考えている人もいると思われますので、私も過去にGPD Winを所有し、現在ゲーミングノートPCを所有している身ですので、その点も踏まえてメリットとデメリットを紹介いたします。
UMPCのメリットとデメリット
UMPCのメリット
- 本体が小さい
- ゲームプレイに特化している
- 軽量に作られている
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メリットで一番の特徴は小さく軽いので持ち運びしやすいというのが特徴です。ニンテンドーswitchよりも少し大型化しているものが多いです。また、ゲームコントローラーと一体型のものが多く、外出先、寝室で手軽に遊ぶことができます。
UMPCのデメリット
- 値段が高い
- PCとして使うのは辛い
- 排熱に考慮されていないと長時間PCゲームを遊ぶことができない
- 寝ながら遊ぶには重い
- PCゲームを遊ぶとなると結局ニンテンドーswitch程度の解像度まで落とす必要がある
まずは、小型軽量にするための技術力を駆使するために、値段が高くなっております。そして、小型軽量にするために、最小限の排熱処理しかされておらず、高い負荷のかかるPCゲームはまともに動きません。ある程度の性能を求められるPCゲームは、低解像度にして、処理の軽いモードにしないと長時間遊べなくなります。こうなると結局ニンテンドーswitchと変わらない解像度まで下げていて、PCゲームの醍醐味のひとつである高精細グラフィックを味わえない可能性が増加します。GPD Winの様にキーボード付きのタイプもありますが、基本的にPCとして使うのは小さいキーボードも相まってかなり難しいです。外付けキーボードに対応もしておりますが、今度は画面が小さくてPCとして使うのは難しいという問題が出てきます。
ゲーミングノートPCのメリットとデメリット
ゲーミングノートPCのメリット
- 美麗な液晶
- グラボ搭載のゲーミングノートPCなら高負荷のPCゲームも遊ぶことができる
- 勿論PCとしても活用ができる
UMPCよりもある程度大きいので、美麗な液晶を搭載し、高負荷なPCゲームも遊ぶことができます。(ノートPCの値段にもよりますが)
勿論PCとしても扱いやすい形状をしているので、仕事や趣味にも扱いやすいです。
ゲーミングノートPCのデメリット
- 重い
- 大きい
- ゲームを遊ぶのであればコントローラー、マウス等外付け機器が必要
- UMPCよりマシだがやはり熱は籠る
UMPCと比較してしまうと、どうしても重いです。そしてコントローラーやマウスは別途接続しなければなりませんので、本体を持ったまま立って遊ぶなんてことはできないでしょう。勿論寝ながら遊ぶには、アーム等の設備投資が必要です。廃熱はUMPCよりはマシですが熱がこもることに変わりはありません。
まとめ
個人的にはUMPCは、まだまだ発展途上の段階と考えております。完全にゲーム専用と割り切ってOSもSteamOSであるSteam deckに光明があるように見えますが、まだまだ不鮮明な部分も多いです。
個人的にはGPD Winを所有してみて便利ではあるが、まだ課題が多く本体性能がゲーミングPCとまでは呼べないと思っています。これならまだゲームを携帯するという意味ではニンテンドーswitchの方が遊びやすいです。デメリットを踏まえてPCゲームを外出先で遊びたいというのであれば、UMPCでもゲーミングノートPCでも買って損は無いかもしれません。
個人的には、持ち運んでPCゲームを遊ぶならゲーミングノートPCの方がオススメです。折角PCゲームを遊ぶのでしたらPCの性能を持ったものが良いと思います。UMPCはまだ浪漫の域を脱していないので、あと数年後に浪漫を脱出して実用度が増した際に購入するのが得策だと思います。