動画編集ソフトを使っていて、動画を書き出す際に、高画質であればあるほど、時間がかかります。しかし、思い出は綺麗にとっておきたいものです。そんな時、グラボを搭載したPCであれば、エンコードを素早く行うことが可能です。今回はソフト別に、やり方を書いていきます。
ソフト別にGPUエンコードの設定
ダヴィンチリゾルブ
私が最近よく使っている、フリーでも機能が充実した動画編集ソフトです。ビデオの書き出しの際に「エンコーダー」の項目でネイティブとなっているところをクリックすると、搭載しているグラボに変更することが可能です。グラボを使用すると、動画が重ければ重いほど時間短縮の影響を感じられます。無償版ですと一部機能が無くなるので、完璧に使いたいならば有償版のダヴィンチリゾルブにする必要があるのが玉に瑕です。
Adobe Premiere Pro
動画の書き出し設定の下にある「形式」から 「H.264/HEVC 」を選択します。「ビデオ」の項目で、エンコード設定に移動し、パフォーマンスの項目をハードウェアエンコーディングに設定することでグラボを使用します。グラボはVRAM4GB以上のグラボが対応してあるということなので、それなりに性能の高いグラボが推奨されます。そしてIntelのCPUかつNVIDIA製のグラボに最適化されているので、Adobe Premiere Pro を使うならば気をつけたいところです。
パワーディレクター
「環境設定」の項目を開いて、「ハードウェアアクセラレーション」をクリックすると、「ハードウェアデコーディングを有効にする」という項目が表示されます。エンコードする動画形式によっては使えません。
AviUtl
AviUtlではプラグインの導入で対応可能となります。「rigayaの日記兼メモ帳」様よりダウンロード可能です。グラボによってダウンロードする形式が違うため、敷居は高い方法になっています。AviUtlを扱うならば、ここら辺は試練と思って使いこなしていきましょう。そしてプラグインを公開している有志への感謝も忘れてはいけません。
まとめ
ハードウェアエンコードに対応している動画ソフトであれば、重い動画ほど恩恵があります。また、グラボの性能を感じられるところでもありますので、グラボを交換してみたら、同じ動画をそれぞれエンコードしてみると、爆速!めちゃはや!と嬉しくなるポイントでもあります。動画編集の頻度が高い人は、高性能グラボを搭載したクリエイターPCまたは、ゲーミングPCを買っておくと幸せになれると思われます。