最近はPCの端子にUSB Type-Cが追加されていることも多くなりました。とくにノートPCに使われていることが増えてきていると感じます。
そしてこのUSB Type-Cにはオルタネートモードというものが使用できます。『オルタネートモード』とは一体なんなのか?利便性はあるのかということを書いていきます。
オルタネートモードとは
USB Type-Cには、まず電源線、信号線、ドレンワイヤが入っております。この信号線の中にUSBと異なる通信が利用できるというのが『オルタネートモード』です。ついでに『オルタネート』は英語で『代わりの』という意味です。余った通信枠は『代わりに』利用して良いというのが、『オルタネートモード』の特徴となっております。
そして、現在『オルタネートモード』で使われている用途としては、『Display Port』と『Thunderbolt』です。変換ケーブルなんかを購入するとHDMIに変換対応しているものもあったりしますね。
Display Port
映像の規格としてHDMIと二分するDisplay Portの規格が使えます。ですのでUSB Type-Cでの映像出力が可能になるということです。ちなみに対応したケーブルでないと映像が映りません。安いUSB Type-Cを購入してみて映像が映らない!となってしまうこともありますので、規格を確認することを忘れないようにしましょう。
Thunderbolt
今やスマホ界隈のほとんどがアイフォンなのでアイフォンやMacBookに使える『Thunderbolt』企画もオルタネートモードを使用することで、変換することが可能です。こちらもケーブルが対応していなければ対応しません。『Thunderbolt』が高速な通信速度を持っているので、対応するUSB Type-Cケーブルは必然的に値段が高くなってしまいます。
対応している機器も確認
USB Type-Cケーブル端子が付いているからといって、かならずしも『オルタネートモード』に対応した機器かどうかもわからないので、PC、スマホ、ディスプレイ、もろもろに事前に『オルタネートモード』に対応しているか調べておいた方が良いでしょう。『USB Type-Cから、映像出力に対応しています。』なんて書いてあれば問題ないでしょう。『Thunderbolt』に対応していれば稲妻マークが入っていることもありますので、その辺も事前調査しておきましょう。
増えて欲しい
USB Type-Cは上下もありませんし、コネクタも強いので『オルタネートモード』に対応した機器がもっと増えてくれたら夢が広がると思います。いまだにUSB Type-Aで上下で迷うことがあるので、USB Type-Cに対応している機器が今後増えてくれると良いと思っております。