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PC趣味を仕事にするメリットとデメリット

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PCを扱うことが好きで、趣味を仕事にしたい人も多いかと思います。私も仕事でPCを扱っていますが、これから就職を考える方に、PC趣味を仕事にするメリットとデメリットをなんとなく綴っていきたいと思いますので、なにかの参考になれば幸いです。

趣味を仕事にするメリット

簡単なPC知識が活かせる

趣味で行っている様々な知識を活かすことが可能です。趣味をどこまで極めたかにもよりますが、仕事上で必要な能力になれば幸いです。

私はPCゲームで培ったタイピングの速さ、そしてエクセルでの関数入力等が活かされておりました。職場のPC上のトラブルの解決なども行えたため、便利な人くらいの地位は新入社員時でも重宝されました。

PC仕事が苦ではない

PC趣味のおかげで、ほぼ毎日PCを触っておりますが、肉体的には疲れますが、作業自体に精神的な苦痛が伴うことはありません。好きこそものの上手なれといいますが、好きであれば大概のことは乗り越えられます。精神的に疲れるのは人間関係のトラブル程度です。

スキルアップも楽しい

趣味でスキルアップしたことが仕事でも活かされ、仕事で培ったことが趣味に活用もできるという。私生活と仕事での自分内でのWin-Win関係がもたらされます。最近はBlenderが楽しくて仕方ありませんのですが、仕事では機械的なモデリングをし、趣味で人体やロボットなんかをモデリングしますが、どちらも方向性は違いますが、Blenderの機能的な習熟にはどちらも相乗効果が得られてます。仕事で得た知識を趣味で活かせますし、その逆もしかりです。やっててよかった!が味わえます。

趣味を仕事にするデメリット

こだわりが仇になる

趣味もつきつめると拘りが出てきてしまいます。これを仕事にまで出してしまうようになって、必要のない要素に凝ってしまったり、自分だけが扱いやすい書類の書式を作ってしまうこともあります。

仕事となると自己満足ではなく多くの人に扱いやすく、また見栄えの良いものを作る必要があるため、拘りがあることが決して良い事だけ生むわけではないのです。また、定石や定番など知識をもっていない人に、当たり前という価値観を押し付けるという暴挙にも出てしまうこともあります。あまりに好きすぎて周りが見えなくならないようにしたいところです。

仕事を軽んじられることがある

半分趣味と思われると、「楽しんでやってるんでしょ?」と、仕事を軽く見られて仕舞うことがあります。確かに楽しいことも多いですが、短時間でこなすのはそれなりの経験があったからなのですが、ササッと仕事を片付ければ片付けるほど「これならbto365さんならチャチャッとやれるでしょ?」という依頼のされ方をする事があります。これは依頼者との関係性と依頼者のスキルにもよりますが、たまに難易度の高いこともチャチャっとできると思われてしまい、無理な納期を提示されることがあります。難易度が高いかどうかの判断が依頼者にわからないときに起こりがちなので、楽しくササッとやりすぎも注意が必要だと感じる次第です。中には「好きなことが仕事になるから良いでしょ?」的なやり甲斐搾取な事を言う人も居ます。最近は、こういった考え方をする依頼者の方には、簡単な仕事も難しいフリをするからお付き合い自体を無くしてしまうようになしてしまい、よろしくない傾向です。

集中しすぎてしまう

好きだからこそ、なのかもしれませんが、周りが見えないくらい集中して根を詰めてしまうときがあり、ときには休憩を忘れて作業に没頭してしまうことがあります。気づけば数時間PCデスクに座りっぱなしで、足は痺れ腰も痛いということがあります。メールが少ない日や電話の少ない日にありがちです。仕事は捗りますが、健康度はかなり下がっていると感じます。そのうちエコノミー症候群にでもならないか心配なので、最近は休憩時にアラームをかけ、適度に身体を動かす時間を取るようにしています。

好きなことが好きでなくなることもある

趣味を仕事にするのはたしかに楽しいですが、仕事になることでやりたくない部分も必要となってきます。例えば動画の演出で、個人的には寒い演出でも、依頼主が入れたい演出ならばやらなければなりません。内輪ネタの雰囲気を喜々として語られてニュアンスがわからなくとも形にするといった能力なんかも必要になります。そんなことをやっていると「こんなことやりたくないのに!」と、趣味であったものが辛く感じることもあります。仕事は仕事としてドライに割り切れるようになるまでは、中々折り合いをつけるのは難しいところです。

まとめ

好きだからこそ趣味だからこそ仕事と割り切るまでの心の整理が大変だとは思いますが、全く興味のないことよりは断然楽しいと思います。たまにダメージをうけることもありますが、それも趣味のスキルアップのためと割り切れればデメリットも良い経験と捉えられると思います。

私は好きでもない事には全く興味が湧かない人間なので、一度アウトドア用品のアルバイトをしたときは、割り切っても全く脳ミソに情報が入ってこなかったので、好きでもない事を仕事にするのは無理だと思い趣味事に関われる仕事を選びました。なんだかんだ、そういった仕事は辛かったり嫌な時期があっても乗り越えられると思います。※人間関係は別物です。