NVIDIA Omniverseで無料で使えるアプリケーションであるOmniverse Machinimaを試してみました。
Omniverse Machinimaでできること
一体このOmniverse Machinimaは何ができるアプリケーションなのか?ということですが、どうやら3DCGを使ったアニメーション作成が容易にできるツールとなっております。直感的な操作が可能で、初心者でも扱いやすいことが売りであることと、オンライン共有で作業性も抜群ということです。
動作環境
最低要件でもRTX3070が必要ということで、かなりのハイスペックが要求されます。私のRTX2070を搭載したPCでもアプリの起動にかなりの時間がかかっており、PCの買い替えが脳をよぎります。
最小動作スペック
- OS:Windows10
- CPU:Intel Core i7または、同等のAMD Ryzen以上
- メモリ:16GB以上
- グラボ:GeForce RTX 3070または、NVIDIA RTX A4000 (VRAM8GB)以上
- ストレージ:500GB(SSD)以上
快適な動作を求めるならば2022年現在のハイスペックモデルかハイエンドゲーミングPC以上の性能を持つPCが欲しいところですね。
実際に使ってみて
直感的な操作と言われましても、いきなりアイコンを見ただけで判断はできないので、公式のチュートリアル動画を見て遊んでみます。
チュートリアルを見れば、動画編集をしたり、Blenderあたりでカメラワークを操ったりした人なら扱いやすいかと感じました。確かに「わかる能力があるのならば」直感的な操作も可能です。ただし、動画編集や3DCGを扱ったことがない人が、すぐに直感でわかるか?と言ったらそうではないと思います。それなりの練習はしっかり必要だと思いました。一応fbxファイルを投げ込めば動作させることはできますが、タイムラインにドラック&ドロップすれば良いというものでもありません。たしかにチュートリアルを見ながらならであれば、なんとか扱えますが、それなりの習熟は必要です。
カメラワークに色々と凝る事ができるのは楽しいです。mixamoあたりでボーンの動きをつけてusdファイルに置き換えればそれなりの動きをつけていくことは可能かと思いますが、結局はBlender等を介す必要もあったので、この点は面倒だとも感じました。しかし、ある程度のテンプレートのようなものを自分のライブラリーに作成してしまえば、後の作業は楽になるかもしれません。
NVIDIAのグラボを使っているなら使用価値あり
なにせ無料の範囲で使えるので、カメラワークに凝った映像などを撮りたい人はかなり楽しめるかと思いました。いかんせん動作が激重なので、クラボはかなり高い性能のものが必要です。RTX2070ですと、ちょっと人を増やしてモーションに拘り出すと、重たい状態でした。