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【ネタバレあり】Transiruby「トランシルビィ」クリア後感想

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Transiruby「トランシルビィ」をクリアいたしましたのでクリア後の感想を書きます。

Transiruby「トランシルビィ」をプレイするために必要なパソコンのスペックは

最低動作スペック

  • OS:Windows10(64bit)
  • CPU:Core 2 Duo 以上
  • メモリ:2GB以上
  • GPU:DirectX 11に対応したグラボ以上
  • ストレージ空き容量:200MB以上

エントリーモデルのゲーミングPCがあれば余裕でプレイが可能です。

www.bto365.net

Transiruby「トランシルビィ」のクリア後の評価

Transiruby「トランシルビィ」の満足な点

  • 可愛くまとまったグラフィック
  • コンパクトなメトロイドヴァニア
  • 適度なヤリコミ要素

Transiruby「トランシルビィ」の不満点

  • ボス敵が弱い
  • 唐突なパズル
  • 微妙な主人公の変形要素

それぞれの感想

クリアにかかった時間

クリアまでは約7時間程度でした。その後ある程度ヤリ込み要素を遊んで9時間くらい遊んだ状況です。

コンパクトに味わえるメトロイドヴァニア

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メトロイドヴァニアの探索要素と成長要素の面白さがコンパクトにまとまっていて適度な快感をもたらしてくれます。二段ジャンプやダッシュに変わるバイクへの変形などがあり、成長したら探索への欲求が湧くようになり、そして探索後に成長が見られ、また探索したくなるという楽しみの連鎖が味わえます。これぞまさにメトロイドヴァニアの楽しみ!というものがしっかりと詰まっており、ついつい遊んでしまう魅力をしっかりと持っております。

ファミコンライクなドット絵

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ドット絵でしっかりと世界観が描かれております。ゴチャゴチャしておらず見やすく描かれている配色のバランスは素晴らしいです。一部雪のステージあたりは見づらいところもありますが、そこまで見づらいこともなく、目が痛くなるほどではありませんでした。キャラクターは全体的に可愛く描かれておりますし、動きも多数用意されていて表情が豊かなので見ていて飽きを感じさせません。また、動作がモッサリするなんて言うこともなく終始サクサクと動いてくれるのも良いです。イベント等もコンパクトにまとまっていて、早くスキップさせてくれ!なんてことになることもなく遊べました。(スキップできるイベントもありますが長いイベントは少ないです。)

パズルすぎるパズル要素がある

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謎解きにパズル要素が出てきますが、ゲームの特性を活かしたパズルではなく、15パズル的なパズルや障害物絵合わせパズルが多く、こういったパズルが不得意な人は面倒に感じるのではないか?と思えました。私は得意な方でしたので、特に問題はありませんが、脈絡のないパズルでの謎解きなので、この要素は人を選ぶ可能性があると思いました。今までアクションをサクサク行っていたのに、パズルのところだけテンポが失われていると思います。ギミックを使ったパズルなんかもありますので、そのパズルは納得が行くつくりだと思います。

また、スイッチ起動に銃撃を必要とするものがあるのですが、銃のエネルギー不足になると敵を倒して補給しなければならなく、その点は面倒に感じました。

ヤリコミ要素

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マップ埋めや、アイテム回収などのやりこみ要素が散りばめられています。探索好きなのでマップ埋めは楽しく遊べました。しかし、アイテム回収はマップの隠し通路などに隠されたアイテムなどもあり、そこまでヤリコミ要素をヤリコム性質ではないため、やってはおりません。やりこみ要素好きには楽しめる要素だと思います。また実績収集家は大変かもしれませんが、ノーミスクリアや短時間クリアといった実績もありましたので、この点もヤリコミ好きには楽しめそうだとも思えました。私は実績は気にしないので、自分のやりたいことだけやったら満足な性格なので押し付けられてないくらいの適度なヤリコミ要素があるのは良いかと思いました。逆に実績をコンプリートしないと気がすまない人にはちょっとつらい要素かもしれません。

シルビィの変形要素

主人公シルビィはバイクへの変形と戦闘機形態に変形することができるのですが、バイク変形中は二段ジャンプができないことと、水中では変形できないなど成約があり、微妙な使い勝手です。一応水上を走れるということと、一つ抜かしのブロックも走れるという特性があり、その特性を使ったバイクによる謎解きなんかもありますが、どちらかというと変形させられている感が強くバイクであるメリットが少なく感じました。一撃で倒せる敵はバイクで轢いて倒せますが、複数回攻撃しないと倒せない敵はバイク形態でダメージを受けるので、バイクでブイブイ言わせることができません。ある程度スピードが乗れば当たり判定が無くなるという設定であればバイク形態のメリットが出てくると思うのですが、そういった仕様はありません。このことによりバイク形態のメリットが無いためバイク変形があまり楽しめません。

そして飛行形態は特殊なステージでしか変形できず、これまた消化不良と感じました。しかも飛行機形態は敵の弾丸を消せなくなるのも急なストレスと感じました。また、任意の変形ではなく、指定の場所でしか変形できないのも寂しかったです。もっと飛行形態を任意の変形で味わえるようにしてもらいたかったです。変形機構がなんとなく取って付けたような感じなのが勿体なかったと思いました。決して残念変形とかではなく、変形が楽しいからこそ、もっと楽しませて欲しいと感じてしまった要素でもあります。

ボス敵弱過ぎ

登場するボスが全体的に弱く、死に覚えも必要ないくらいサクサクと倒せてしまいます。また、弱点に下突きを食らわせると大ダメージというシステムが序盤のボスでしか味わえず。最終局面に近付けば近付くほど手数によってなんとかするボスが増えてしまい難易度が下がっていると感じました。個人的にはシステムを覚えるのに手間取っていた最初のボスが一番強いとさえ感じるほどでした。ラスボスが一番簡単だったとも思えます。隠しでも良いので、もうちょっと歯ごたえのあるボスが居たら良かったかなと感じました。

クリア後の総合評価

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久々にクリアまで遊んだゲームというか、ファミコンライクな作りとコンパクトなメトロイドヴァニアで気付いたらクリアまで遊んでいたゲームです。最近格闘ゲーム付いていたので、格ゲーを遊ぶのも忘れて熱中してしまったのは久々です。メトロイドヴァニアでも冗長に感じるものや、爽快感が少ないものは途中でやめてしまうものも増えてきたので、トランシルビイは非常にサクサクと、それでいて適度にやりごたえもあってラストまで楽しめました。ついつい新しい要素を試したくなり、そして探索したくなりと中毒性も抜群でした。ストーリーも長ったらしくもなく、イベントも短め、しかも主人公のシルビィがメトロイドヴァニア好きな発言もしていて「探索は好きだから」とか、「そういった要素は嫌いじゃない」的な発言にニヤッとしてしまいます。また、登場する人物(ほぼメカ)との掛け合いも楽しめました。ちょっとボケボケな相手をスルーする系の笑いが多かった気もしますが、私は嫌いではありませんでした。

ボス敵は全体的に弱いですが、一応攻略を考える余地はあり、ゴリ押しが通じる敵は少なかったので、そこも楽しめた点です。攻略パターンがわかってしまうとノーミスも問題ではなくなるくらいなので、アクションゲームが得意な人には歯応えが足りないかもしれません。しかし、サクッとコンパクトに楽しめるメトロイドヴァニアとして、とても楽しく遊ぶことができました。できれば変形がもっとたのしめたらと感じますが、バイクが強すぎても問題ではあるし、飛行形態は設定上、具現化云々なので通常ステージでは使えないというものがえるので仕方ないのかもしれません。トランシルビィ2か全くの新作でもかまわないので、変形を楽しむ要素が付け加わったら嬉しいとも思いますが、変形重視となるとゲーム性が変わるので、ちょっと物足りないくらいが良い落とし所だったのかもしれません。

2022年初クリアとなるゲームとしては、とても楽しめたゲームですので、このゲームを皮切りに、また色々なゲームでもクリアまで楽しめるものは楽しんでいきたいと思います。未クリアでも楽しめるゲームはまたレビューしていきたいと思います。