PCを使用する上で、USBポートによる接続機器を使用する方も多いと思います。無線型の機器も増えてきましたがどうしても有線接続でなければならない機器もあるかと思います。 私も有線機器を多用しておりますが、先日アケコンとヘッドホンをUSBハブで接続したところ、両方の機器を接続すると、どちらかの機器しか認識されないという事が起こりました。どういうことだ?と調べてみると、どうやら使用したUSBハブに問題があるようでした。
バスパワータイプとセルフパワータイプ
USBハブにはセルフパワータイプとバスパワータイプがありますのでそれぞれの特徴などを書いていきます。
セルフパワータイプ
セルフパワータイプにはACアダプターが付属しており、電力供給をUSBハブ本体に直接送っているものです。USBハブに電源の供給があるので、接続した機器に適した電流を送ることができます。メリットとしては、機器に安定した電力を送ることができることで、デメリットとしてはコンセント穴を1つ使用してしまうことです。
バスパワータイプ
バスパワータイプはUSBポートから得た電流を分流してUSB接続機器に流しているものです。このため、大きな電源を必要とする機器は電源不足となってしまうことがあります。メリットはACアダプター等も無いためスッキリと使えること、デメリットは安定した電力供給が得られないので、機器によっては接続が切れてしまうことです。
バスパワータイプによる電力不足
今回ヘッドホンとアケコンを接続したことで、どうやらバスパワータイプのUSBハブでは電力が不足してしまったようで、どちらか1つの機器にしか十分な電力が行き渡らなかったようです。アケコンは意外に電力を必要とするらしく他のバスパワータイプのUSBハブで使用してみても、接続機器が増えるといずれかの機器の認証が切れてしまうことがありました。
バスパワータイプのUSBハブを使用してバスパワータイプのHDDやSSDを接続していた場合に他の電力を多く必要とする機器を接続した場合には認証が切れてしまうことがあるので、そういった機器を接続する場合にはセルフパワータイプのUSBハブを使用する事をオススメします。なんか最近機器の認証がおかしいと感じた人は、もしかしたらUSBハブに機器を接続しすぎてないか確認してみると良いでしょう。
とくに最近のノートPCにはUSBポートが少ないタイプのものが多く、USBハブやBluetoothで多くの機器を接続している人も多いと思います。電源アダプターが必要となってしまうため面倒ではあると思いますが接続機器の安定性を考えるならばセルフパワータイプのUSBハブを使うことをオススメします。
私もこのことがわかってから、今回セルフパワータイプのUSBハブを買い増しました。そのおかげで快適なUSB機器の接続が得られました。