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Z690チップセットはZ590とどこが違うのか

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intelから第12世代Core「Alder Lake」の登場で、チップセットも600番台が登場するようになります。第11世代であるRocket Lakeから進化した新しいCPUを受けるマザーボードの新しいチップセットはどれほどの性能の違いがあるのか気になるところです。

10月末にはZ690チップセットを搭載するマザーボードの発売がMSIやASRock等の各メーカーから発表がありました。

一体Z590とどれ程の違いがあるのか?比較していきたいと思います。大きな違いのある機能の面だけピックアップしていきます。

Z590とZ690の性能を比較

Z590の性能

  • CPUソケット:LGA1200
  • メモリスロット:DDR4
  • PCIe Express最大レーン数:24 PCIe 4.0対応
  • SATA ポートの最大数:6
  • 内臓ワイヤレス:Intel Wi-Fi 6 AX201

Z690の性能

  • CPUソケット:LGA1700
  • メモリスロット:DDR4・DDR5
  • PCIe Express最大レーン数:28 PCIe 5.0も対応
  • SATA ポートの最大数:8
  • 内臓ワイヤレス:Intel Wi-Fi 6E AX211(Gig+)

PCIeとメモリ

Z690の特徴としては、 PCIe 5.0とDDR5メモリの対応が売りであると言えます。しかし、メモリについてはDDR5とDDR4の両対応は難しいと考えられますので、マザーボード販売メーカーは切り分けて売られると思います。DDR3メモリとDDR4メモリも同じスロットで活用できなかったことを考えれば仕方が無いことでしょう。PCIeについてはレーン数も増えているので、より高速化したスロットの使い方ができそうなので、こちらも各メーカーのマザーボードの仕様によって変わってきます。

CPUソケット

そしてCPUについては相変わらず互換性は無いようです。CPUの買い替えの際にはマザーボードから買いなおす必要があるのは相変わらずなようで、この点がintel製品を購入する際の面倒なところだと感じます。

AMDはソケットの互換性があり交換しやすいところが好感が持てるところなので、見習ってほしいところでもあります。

SATA

SATAのポート数も増えてくれているので、HDDやSSDの接続がしやすいのはありがたいですが、メインストレージがM.2SSDに変わってきている世の中なので、そろそろHDDやSSDは大容量のものにバックアップをしても良い時期かもしれません。

内臓ワイヤレス

パワーアップしているX690のWi-Fi 6E AX211(Gig+)ですが、6Ghz帯域という規格で今後作成される予定で、いずれWi-fi7ができたら対応する予定という状態なので、すぐに恩恵の得られるものではありません。いつか対応されるものとして、なんとなく安心感のある機能だと考えれば良いでしょう。

対応機器の発売が待たれる

Z690チップセットは、Z590から進化した機能が沢山ありますが、まだ対応する機器が未完成なことが多いので、今後DDR5メモリやWi-fi7に対応する機器ができてからが真骨頂となるでしょう。早期に購入するワクワク感がありますが、対応機器が限られており、機能の全部まで使いこなせているかは微妙なものになりそうです。発売したてのころは注目は集めますので、YouTuberの方とかは購入したら良いかもしれませんね。また、最近はなにかと転売されて品薄ということも考えられるのが嫌な点ではありますが、発売当初に緊急で必要な機能満載かというと、そうではないかと思います。まだ、現状のPCでも十分な機能は得られていると個人的には思います。