Blenderでモデリングするにあたって、背景などをつくるのは結構面倒な作業です。背景オブジェクトをつくるにしても人体モデリングを扱っているサイトや動画は多くとも背景オブジェクトを扱っている動画は本当に少ないですし、テクスチャありきの作成がメインになるのでテクスチャを描くのも結構大変です。
そんな時にEpic Gameユーザーが簡単に利用できるアセットサイトQuixel Bridgeというサイトがあります。
Blenderへの導入手順
Quixel Bridgeのダウンロード
まずは、https://help.quixel.com/にてQuixel Bridgeをダウンロードします。Quixel BridgeはEpic Gameのアカウントがあれば無料で使用することが可能です。起動の際にEpicアカウントでのサインインを求められますので、Epicのアカウントが無い人は予め作っておくと良いでしょう。
Blenderとの連携方法
Blenderの連携ですが、実は最新バージョンの2.93ですとQuixel Bridgeでのデータエクスポートに対応できずエラーが出てしまいます。エラーの解消パッチを当てる必要があるので下記のページに移動して、Windows用のプラグインを導入する必要があります。
このプラグインをダウンロードして解凍して出てきたプラグインをご自分のBlenderのAppフォルダにコピペしましょう。フォルダのアドレスは下記のアドレスを参考にしていただくとわかりやすいかと思います。
『C:\Users\★ご自分のユーザーネーム★\AppData\Roaming\Blender Foundation\Blender\2.93\scripts\startup』
バージョンはご自分のBlenderのバージョンに合わせると良いです。
このプラグインを入れた後、Blenderを起動すると、Quixel Bridgeからエラーが出ずにエクスポートできます。
Quixel Bridgeからエクスポート
Quixel Bridgeから、お気に入りのアセットを見つけたら、クリックすると右下に歯車のマークが出てきますので、Export Settingsという項目を選びます。
Export Targetという項目にプルダウン形式の選択窓がありますので、そこからBlenderを選びます。この時Blenderを起動しておきます。
Blenderを選んだ状態になったら、お目当てのアセットの右上に(↓)下矢印マークが出ているので、クリックすると100%まで数値がアップしたらダウンロードは完了です。更に(↓)下矢印マークがExportという扉のアイコンに切り替わるので、クリックするとBlenderに選択したアセットが入るというわけです。
お手軽にBlenderにモデリングを導入
自分ではとてもじゃないけど作れないようなモデリングもこのQuixel Bridgeを使えば使うことができますし、なにより参考にすることが可能です。自分ではわからないようなテクニックも参考にできるので、非常に勉強になります。
Blenderを扱うにしても、全て1から10まで自分で作成する必要はありません。先人の知恵やこういったアセットは利用して害になるものではありません。利用規約に則った使用であれば問題にはなりません。
EpicにはEpic Games Storeでも無料ゲームを貰うだけじゃなく、アンリアルエンジン4という無料ツールまで楽しませてもらっていて、更に3Dモデルでも活用できるアセットまでおいてあるとか、神がかっているサービスが多いと思います。感謝の気持ちを抱きつつ、使用させていただき、いつか自分でもこういったアセットをつくれるようになりたいとも思いました。
Blenderは覚えることが沢山あって楽しいのですが、自分ひとりだけの力ではどうしても行き詰ってしまいますので、こういったアセットサイトなどは本当に便利だと思います。他にもモデリングなどを公開している動画にも感謝ですし、物作りも遊びやすい世の中になってきていると思います。
Blenderが楽し過ぎるので、3Dモデリングのできる性能を持つPCを所有していて本当に良かったと感じます。