2021年になり、ビットキャッシュがまた値上がりしたことで、マイニングが流行ってきているようです。
電気代を考えると大きな収益には、ゲームをするPCを買って、夜にマイニングさせておけば、ちょっとしたお小遣い稼ぎにはなるでしょう。
そんなこんなで、今回はマイニングとゲームという、2つの需要の視点からみた、オススメPCを紹介します。
どんな性能がほしい?
グラボ
グラボの性能がマイニングの要なので、できるだけグラボの性能が高いとマイニングできる仕事量が増えます。RTX3090ならば、1日で千円とも言われますが、電気代と初期費用などを考えると、あまり儲かるとも思えません。RTX3090は、20万円以上もするグラボです。1日千円と言っても、フル稼働させた場合なので、ゲームとかと一緒に使うとなると、そうも行きません。また、消費電力も考えたら、半額稼げれば良いところでしょう。1日500円と仮定して、ヒトツキ30日換算で1万5千円、RTX3090の代金の元を取るには1年かかりますが、そんだけフル稼働させたら、果たして一年持つのか?という疑問も出てきます。
RTX3070とか、RTX3060くらいが、一番性能的に良さそうでもあります。しかし、値段が落ちた分、稼ぎ出す金額も少なくなります。
その他のパーツ
基本的にグラボの性能を引き出すためにパーツも良いものを選びたいですが、マイニングでは、できるだけ定常時のコストを抑えたいので、あまり性能の良いCPUなどは、必要ありません。
コストを抑えるために電力も発熱も抑えたいので、TDPの低いパーツが良いです。 インテル製の安めのCore i5あたりが良いでしょう。
SSDなんかも、発熱の大きい高性能なものより、おとなしいもののほうが良さそうですね。しかし、マイニングに特化するとゲームの性能は低下するというジレンマが出てきます。
電気代と相談
基本的に、マイニングはPCをフル稼働させて、お金を稼ぐ手法ですので、PCの電気代がかかればかかるほど、損失が増えます。そこに更にPC購入という初期投資がかかります。これから仮想通貨がより高騰してくれない限りは、「めっちゃ儲かる!」ということはありえません。マイニング需要が増えすぎると、また数年前のように赤字に転落なんてこともありえますので、先物取引のような感じになってはしまいます。
マイニング特化グラボの発売
NVIDIAも、この状況をみかねてか、マイニングに特化したグラボを発売するようです。NVIDIA CMP(Cryptocurrency Mining Processor)という、マイニングに適したグラボで、映像出力がなく、電力を抑える仕様になっているようです。一時期ヤフオクなどで映像出力が無いRX480あたりが大量に出品されていたなんてことを思い出します。また、RTX3060は、マイニングに使うと性能が半減するという機能がついているようで、マイニングの人には適さないグラボとすることで、需要を分断する形を取ってます。
なるべくコストを抑えつつ高性能なPCを選ぶ
以上のことを踏まえて、初期投資は控えつつ、されど性能は高めのPCを選んでみたいと思います。
ガレリア RM5R-R36T
CPUはRyzen 5 3500Xとなっていて、グラボもGeForce RTX 3060 Tiとなっています。マイニングに必要なのはグラボの性能が高く、それでいて発熱や電力が抑えられた性能であることです。
このPCを使用すれば、高いグラボの性能と、そこまで発熱の高くないCPUで安定したマイニングが行えます。ゲーミングPCとしても十分使えるので、マイニングが儲からなくなったら、PCゲームを遊ぶ用として使うと良いでしょう。
まとめ
今からだと後追い感が強いので、大儲けとは行かない気がします。ゲーミングPCを購入するための、背中を押す1つの事柄程度に捉えて、購入するのが良いかと思います。
もしもそれで、大儲けになるなら万々歳ですし、ならなかったら、PCゲームをたくさん楽しみましょう!