PCゲームの設定の中で、モーションブラーという機能があります。このモーションブラーとはどんな効果をもたらすのかと言うと、ゲームの中でブレの表現を映し出す機能です。
モーションブラーとは
3DCGのゲームでは、ゲームの中では一枚一枚グラフィックをグラフィックボードが描画していくため、映像はブレるということがありません。残像が残るってことは無いのです。
しかし、現実世界では映像が目に映った際には素早い動作のあとには目に残像が残りブレがあるように見えます。カメラでいうと、シャッタースピードを落としたカメラで映像を撮影すると、シャッターが開いている時間の軌跡が残り残像が残るのですが、そういった効果を意図して描く処理のことをモーションブラーと呼んでいます。
モーションブラーは英語で書くとMOTION BLURと言うSpellになり、MOTION(動作)によるBLUR(ぼかし)という意味になります。
モーションブラーによるメリット
残像が見えると、現実世界のように素早い動きに見えるので、素早いものを見せるための演出に効果的です。ゲームの世界においてより没入感や臨場感を増すことができます。
モーションブラーによるデメリット
わざわざぼかす演出を加えるわけなので、グラフィックボードに相応の負担を与えます。また、本来ブレていない映像をブレさせているということで、目にも少なからず負担を与えます。
また、格闘ゲームやアクションゲームなんかでは、モーションブラーがない方が敵の攻撃が見やすいというメリットもあるので、モーションブラーが効いていれば良いというものでもありません。
個人的にはオフがオススメ
グラボの性能が低いようであれば、モーションブラーは切っておいたほうが良いです。モーションブラーを有効にすることで臨場感が増すゲームはオンにしておいたほうが良いですが、基本的にはオフで構わない機能だと個人的には思っております。
特に私は体質的に3D酔いしやすいので、モーションブラーをオンにしていると、より3D酔いも激しくなる気がします。スピード感が欲しいとか、映画的な演出効果が好きな人であれば、オンにした方が良い機能かもしれませんので、お好みでオンオフは切り替えましょう。
基本的にオフのほうがフレームレートも高くなりやすいですし、対戦ゲームなどでは敵も見やすいので、何度も言いますが私はオフがオススメだと思っております。