PCと他の機器に接続する際にUSBケーブルを使っていると、たまにデータ通信に使えなかったり、充電に使えなかったりするモノがあると思います。
この違いは一体なんなのか?ということで、データ通信できるUSBケーブルと充電式のUSBケーブルの違いを書いていきたいと思います。
しかしながら、このケーブルの違いは分かっても、見分けはつきません。その点は悪しからずご了承ください。
ケーブルの種類の決定的な違い
USB2.0ケーブル
まず、結論から説明するとUSBケーブル内の接続線が違います。USBケーブル内には被覆を剥くと4本の線と沢山のシールド線にて構成されております。(シールド線が無いものもあります。)各配色の意味は下記に書きます。
- 赤色:5Vの電源線です。
- 黒色:こちらは電源線のアース側です。
- 白色:データ通信線
- 緑色:データ通信線
赤色と黒色が結線されていれば電源線として使え、緑色と白色の線が結線されていれば、データ通信ケーブルとして使えます。
結局開けてみないとわからないので、データ通信ケーブルか、電源ケーブルかはケーブルを見ただけでは判別はできません。
USB3.0ケーブル
USB3.0ケーブルはケーブル内に9本の線が入っております。USB2.0ケーブルよりもあからさまに線が多いです。見分けはコネクタが青いのでわかりやすいと思います。
考え方としてはUSB2.0の4本の線にプラスして5本の配線を使っていると覚えればわかりやすいです。新たに、青と黄色、オレンジ色と紫色のUSB3.0用のデータ線と信号接地線の5本となっています。
この新たな追加線のおかげでUSB3.0ケーブルのデータ転送速度が速いと思ってください。
ケーブルを捌くまでわからない
結局、データ通信できるケーブルかどうか?はケーブルを開いてみるまでわかりません。
しかし、USB3.0ケーブルの名前をうたっているのであれば、データ通信ができないわけがないので、データ通信を目的とするならUSB3.0ケーブルを購入しておけば間違いはないです。(断線などしていた場合はどうにもできませんが)
もし、古いUSB2.0ケーブルを購入してデータ通信ができるかどうか?というのがわからなくなるようなら、一度使ってみてケーブルにテープを巻いて用途を書いておくと良いでしょう。
何気なく使っているUSBケーブルですが被覆を剥くまでする人は少ないと思いますが、理屈がわかればLANケーブルと同じでコネクタやドライバがおかしくなっていなければ自作や修理も可能です。