昔、ゲームは1日一時間という言葉を某連射の凄い名人が掲げておりました。昔の尺度からするとゲームで一時間は足りないゲームも多く、セーブのないゲームでは無理とさえ思わされる数字です。
そして、月日は流れ最近また「ゲームは1日一時間」という数字を目にする機会がありました。なんと、この言葉が地方条例になってしまうとか、しまわないとか?ゲームを趣味として遊んできた身としては、ちょっと驚愕してしまうニュースです。
条例の方は18歳未満へのインターネットやオンラインゲームへの制約となり、休日は90分となっているようです。罰則は無いようなので拘束力は無い状態です。
制限は必要?
近年ゲーム依存症が病気とされるようになるなど、ゲームへの価値観も色々変わっています。確かにゲームは楽しいものなので、歯止めが効かなくなることもあるのもわかりますが、極一部の我慢ができない人に合わせてゲーム全般を制限するのはどうなのかな?というのが素直な感想です。
ゲームは1日一時間の制限でどれだけの効果が得られるとか根拠が欲しいと個人的に感じてしまいます。また、制限して止められたら逆に解放されたらドップリなんてことにもならないかな?と勝手ながらに心配してしまいます。
また、オンラインだから、オフラインだから、というところで分けるのも難しいと思います。個人個人の性格や素質によるところも多いものをゲーム全般の時間制御という位置付けで解決できるのかな?なんて疑問を抱いてしまいます。
たしかにオンラインゲームは他のヒトとの関係もあって止めづらいというのもわかりますが、最近のオンラインゲームは、その点に配慮されて、一回のプレイ時間は短いものも増えていると思います。
一時間でやれるゲーム
最近はスマホゲームなどで短時間でも遊べるゲームも増えてますが、そうは言っても1日一時間で満足にいくゲーム体験が得られるゲームは少ないと思います。頑張った一週間の週末に自分へのご褒美に週末はゲーム三昧!なんてこともできなくなると考えると趣味がゲームの人間としては不満が残ります。
私も色々なゲームを遊んできていますが、1日一時間だけで満足度の高いゲームは少ないと感じます。週末に90分になったとしても個人的には短いと感じます。むしろ、他の趣味にしても1日一時間だけで満足感を味わえる趣味ってどれだけあるのでしょうか?なんて思ってしまいます。
ゲームのせいにする
ゲームだけに限りませんが、昔はアニメなんかが挙げらてましたが、何かの要因を自分が理解していない新しいものにしてしまうのは安易なのではないかな?と個人的には思ってしまいます。
確かに健康被害にも繋がるかもという懸念はありますが、ゲームにハマって節度を持てない人は、他のものでなら節度が持てるか?というと疑問が出ます。
一時間規制が当たり前になったら?
今自分がゲームは1日一時間までと言われたら守れる気はいたしません。疲れてゲームを遊ばない日もありますが、やはり遊ぶならもう少し遊びたいです。
また、規制が当たり前になったら、1日一時間で満足を得られるゲームばかりになり、細切れなストーリーのぶつ切り小説のようなゲームが増えていくかもしれません。
オンラインはログイン時間制限がもうけられるようになって強制ログアウトさせられるようになるなんてことになったら、コミュニケーションが悪化しそうな気がします。
難しい問題
確かにゲームのせいで勉強が疎かになるとか、生活リズムを壊すこともあるかもしれません。しかし、性格によるものもあるんじゃないかと個人的に考えます、自分のせいとか思いたくないから○○のせいにしたら楽なのはわかります。
しかし、だからといって大多数のヒトがとくに弊害のない趣味の時間を制限するのはどうなのかな?なんて感じてしまいます。難しい問題ではありますが、ゲーム趣味について悪影響は少ないと世間に知られないと難しそうです。
確かにゲームをしてると制限なく遊んでしまい健康被害や学力低下に繋がるかもしれない人もでるかもしれませんが、ゲームをすることで救われている人もいると思いますし、友人や知人が増えたり、ゲームから知識が深まり将来の仕事にいかされているなんて人もいると思います。
今後この条例がどういったものになるかわかりませんが、ゲームだけのせいでなく、家族や地域のコミュニケーションなどを行って制限をせずとも理性を持ってゲームをできる環境作りができないものか?と思います。