高性能なマザーボードを購入すると、結構なポート数を得られますが、目安となる必要なUSBポート数を考えてみました。
ゲーミングPCに欲しいUSBポート数
2019年5月時点で高性能なマザーボードZ390のチップセットが使えるUSBポートの数は以下の通りです。
USB 3.1 Gen.2は最大6ポート、USB 3.1 Gen.1は最大10ポート、その他USBポートが最大14ポートとなっています。かなりの数が扱えますが最大数が最初から備わっているマザーボードが売られているわけではありません。
高性能なマザーボードでもUSB 3.1 Gen.2を2ポート、USB 3.1 Gen1を9ポート、USB2.0を2ポートといった構成が多いです。こういった構成を活かすために、どういったUSBポートがあればゲーミングPCとして嬉しいのか?を考えてみたいと思います。
USBポートの使用用途
最近はBluetoothも使えるようになってきているので、無線で使いやすいものは無線化すると良いでしょう。有線がオススメというものを挙げていきます。
マウス&キーボード
無線も良いですが、ゲームで使うなら断然有線がオススメです。しかし、キーボードとマウスにいたってはUSB2.0でも十分だと思えます。
USB3.0以降に対応した意味のある機器であれば接続しても良いとは思えますが、転送速度がアップして反応が段違いという話はあまり聞きませんのでUSB2.0ポートが2つあれば十分だと思えます。
ゲームコントローラー
こちらもUSB3.0ではなく2.0でも十分だと思えます。最近は無線のものも多いので、対応しているのであればBluetoothで対応できます。
私は基本的にXbox Eliteコントローラーを使っているので、USBポートを1つ使用して無線化ユニットにて接続しております。ただし格闘ゲームを遊ぶ際にはアーケードコントローラーを使うので+1つUSBポートが必要です。
他に有線タイプのコントローラーを使用するのであれば、コントローラーの台数分のUSBポートが必要になるでしょう。
外付けHDDやSSD
転送速度を上げるなら、対応したSSDやHDDを繋げばUSB3.0以上の転送速度を得ることができるので十分なメリットだと思えます。NVMe接続接続できるSSDを使うなら、そちらを使った方がメリットはありますが、外付けは外付けでメリットが高いと思います。
常時つなぎっぱなしでなければ、2ポートもあれば十分だと思います。大量のHDDを所有しているなら複数台のHDDやSSDを管理できる製品を使って管理すると使用するUSBポートの数を減らすことができます。
Bluetoothアダプタ
Bluetooth機能を内蔵していないデスクトップPCの方が多いので、USBポートにBluetoothアダプタを付けると良いでしょう。1ポート使用すれば、複数台のBluetooth機器を接続することが可能です。
外部機器接続用USBケーブル
スマホ、カメラなどのデータ転送用にUSBケーブルを使うのであれば、USBポートが1つ欲しいところです。こちらも転送速度が速い方が良いのでUSB3.0以降が欲しいです。
また、SDカードリーダーやUSBメモリなどをいつでも差し込めるように空きを考えると+1つUSBポートが欲しいところでしょう。
周辺機器
最近はあまり使いませんが、光学ドライブが付いていないゲーミングPCであれば、使うのであればDVDドライブやBDドライブのために+1つのUSBポートが欲しいところです。
そして、最近は無線化されているものがほとんどですが、有線接続のプリンターやスキャナーや複合機を使うのであれば、その台数分のUSBポートが必要でしょう。
欲しいUSBポート数
上記に挙げた通りの用途で考えると、USB3.0以上のポートはデータ転送の高速用途を考えると4つ以上は欲しいところです。
意外に転送速度の要らない機器が多いのでUSB2.0以上のポートは6つ以上欲しいです。10ポートくらいあると余裕があると感じられます。
前面にUSBポートが沢山あると嬉しい
USB機器の中で差し替えを頻繁に行うものは前面に欲しいと考えられるので、背面にUSBポートが多数あるよりも、前面に多数のUSBポートが欲しいと思えます。
私も以前USBポートを増設してますが、4つのポートは全て使い切っております。PCケースで高い値段のものも意外に前面や上面にUSBポートを備えているものは少ないので、マザーボードに存在するUSBポートの場所からして前面や上面にUSBポートが増やしやすいものが多くなると嬉しいです。