USBを介する端末が増えてきたのでUSB電流電圧テスター負荷電流検出電源メーターを購入して各端末への電流値を計測してみました。
端子による電流値の違い
まず、最近使われている企画としてはMicroUSB、USB Type-C、ライトニングケーブルが主流ですので、それぞれに流れる電流の値がどれだけ違うのか計測してみました。
MicroUSB
端末の受け側は先日購入したスマホSony Xperia Z5 Premium Dual E6883です。
電流値を計測すると0.2A~0.8Aという数値が出てきました。接続したては0.8A程度流れて0.2Aで落ち着くという感じです。MicroUSBケーブルも充電専用とデータ転送型等を試しましたが、同様の数値で特に変化は見られませんでした。
次にXbox Eliteコントローラーの充電を試してみました。
Xbox Eliteコントローラーへの電流値は0.4A~0.8Aとなっておりました。こちらも同様に接続したてで0.8A程度、その後0.4Aで落ち着くという感じです。
ライトニングケーブル
こちらは、端末がiPhone8のみで試してみております。
iPhone8への電流値を計測すると接続したてでは0.8A程度でその後0.26Aで落ち着きました。
USB Type-C
MicroUSBよりも大きな電流が取り扱えるというType-Cケーブルですが、こちらはGPD Winへ接続してみました。
計測をしてみると、接続したては2A~3A程度の電流値を計測し、その後1.8Aで落ち着いて充電されておりました。確かにType-Cケーブルの方が大きい電流値を得られているようです。
3本1括ケーブルを試してみる
3本の端子に別れている3in1ケーブル(一括ケーブル)での電流値を計測してみました。
3つのコネクタにそれぞれ、Xperia、iPhone8、GPD Winを挿してみたところ、全て落ち着いた値で3A程度となっていて、全てを足した値に近い計測値となりました。
電流値は端末の性能にもよりけり
ケーブルの性能も勿論ありますが、MicroUSB端子で、XperiaとEliteコントローラーで同じケーブルを使ってもそれぞれ、通常の電流の値は充電される側の性能によって変わるようです。
千円くらいする良いケーブルだろうと、100均のケーブルだろうと受ける端末側の性能の上限が変わらなければ、流れる値も変わらないようです。
ケーブルだけに拘っても仕方が無いのかな?ということがわかりましたので、今後は充電される側の端末の性能まで理解して、適したケーブルを使いたいと思います。
ちなみに電気を送る側はコンセントでもPCでもモバイルバッテリーでも同じ数値でした。ちょっとした遊びのつもりで購入した機器ですが、改めて知るところが多く楽しめました。