対戦ゲームをプレイしているとギスギスしたムードになってきます。更にギスギスした雰囲気でプレイをしていると、対戦で勝てなかった場合には自分のプレイスタイルではなく、他人のプレイスタイルの誹謗中傷に走ってしまいがちです。
そんな行為を繰り返していると、今度は運営に通報→アカウント剥奪(アカBAN)になってしまうという負のスパイラルが発生します。
しかし、2018年6月よりオーバーウォッチが導入した『推薦機能』が素晴らしいと思いました。『褒める』ことでプレイヤーのモチベーションを上げ、プレイヤーのプレイスタイルまで良くできるというWin-Win機能です。
加点方式という有りそうで無かった方法
ゲームでは、素晴らしいという評価が付けられるということはあまりありません。基本的にゲーム内評価もSランクと言いつつ、ミスした回数などがカウントされるものがほとんどです。
しかし、オーバーウォッチが今回導入した『推薦機能』は対人戦という評価が分かれるゲーム内にて『加点方式』を導入したことが素晴らしいと思います。
推薦をされるようにプレイヤーのプレイ意識が高くなり、さらに推薦をした方にも微々たる経験値が入るようになるという。擬似ではありますがマナー向上に繋がった好例のシステムだと思います。(裏でどう思っているのかまでは考えません。)
殺伐としたゲーム内で、更に殺伐とする減点方式が取られるのではなく、良い人を褒め、その良いと思われる行動を真似していくというのは、現実世界でも有って良いことだと感じました。
今後このシステムを搭載するゲームが増えても良い
どうしても対戦ゲームを長くプレイすると、気持ちが殺伐としてきます。挨拶も無くなり、顔の見えない対戦相手にも敬意を払わなくなってきてしまいます。
初めてオンラインに入る緊張感と、新鮮味が無くなり、良いプレイを心がけるモチベーションも無くなってくるので、こういったシステムは色々なゲームで導入するべきだと思います。
某SNSの『いいね!』じゃありませんが『褒める』という行為がお互いに気持ちよく行なわれる環境が整っているのは素晴らしいと思えます。
難しいが続けて欲しいシステム
この推薦機能ですが『あいつは推薦してくれなかった』と逆に捉えられてしまったり『いいね!おねだり』という事案が発生しなければ良いかと思います。
とくにローカルコミュニティやチームに属すると発生してしまいそうな案件であると言えますので、経年すると捉え方が難しいシステムにもなりそうですが『加点方式』というシステムは今後のゲームに導入して欲しいところです。
また、報酬は微々たるもので良いと思います。『推薦報酬』が良いものになると、それこそ『推薦しないと怒る』なんていう人も現れかねません。
個別メッセージで『なんでオマエは俺を推薦しないんだ!』なんていうメッセージが来たら『そういうところじゃない?』ってあしらえる人は多くないと思えますので。
個別対戦では難しいシステム
この推薦システムですが、個別対戦のゲーム(2D格闘ゲーム等)では難しいシステムだと思います。さっき戦ったプレイヤーから推薦が付かないとすぐにわかってしまうと、いやな気持ちになってしまう人もいるかもしれません。
月末締めの翌々月頭に推薦結果発表というのももどかしいですし、数ヶ月もするとプレイスタイルも変わってそうですしなかなかシステム構築は難しそうだと感じました。
オーバーウォッチのような複数人数の対戦システムだからこそ、受け入れられるシステムだとも思えます。
好評価システムは導入されるべき
ゲームはどうしても減点方式が多く感じられるので、とくに対人戦だとギスギスしやすいので、こういったシステムはどんどん導入されて欲しいです。
Steam等のプラットフォームとしても導入されると、ゲーマーの中身のスキルが上がるかと思います。敢えてヒールプレイでも良いかとも思いますし、対戦する際の違った目安になると思います。
とくにフレンド登録を急に貰った際には、指標になると思います。ジャ○アンみたいに『俺を推薦しなかったらどうなるかわかってんだろうな?のび○』なんて事にならなければ素晴らしいシステムです。
私もあまりフレンド登録などせず、ソロプレイヤーですが、この推薦システムは戦績以外のモチベーションにも繋がると思うので、色々なゲームに導入して欲しいと感じました。