ゲーミングPCを購入する際に優先するパーツはCPUか?グラフィックボードか?限られた予算の中で絶対に後悔しない、CPUかグラフィックボードの優先順位を解説いたします。
優先するのはグラフィックボード
ゲーミングPCを購入するにあたって、性能を優先したいパーツは断然『グラフィックボード』です。
なぜなら、CPUの性能がいくら上がっても、3DCGを使う最近のゲームの役には立たないからです。確かに高価なCPUはグラフィック機能を持ったGPUを内蔵したものもあります。
しかし、内蔵GPUがいくら頑張っても、グラフィックボードの性能にはかないません。同じ予算でゲーミングPCを購入するのでしたら、より良いグラフィックボードを搭載したものを選びましょう。
CPUとグラフィックボードの性能バランスも大事
『グラフィックボードを優先する』とは書きましたが、流石にCPUの性能が数世代前のものにいきなりGTX1080Tiを搭載するのは悪手です。
流石に最新、最高の性能を持つグラフィックボードを搭載するのでしたら、CPUも最新、最高のものを選定したいところです。
大体10万円近辺のゲーミングPCで悩むとすれば、『Core i5にGTX1060(6GB)を搭載したゲーミングPC』か『Gore i7にGTX1050Tiを搭載したゲーミングPC』ならどちらが良いか?という話になります。
性能のバランスを考えると圧倒的に前者の『Core i5にGTX1060(6GB)を搭載したゲーミングPC』をオススメします。
ドスパラのゲーミングPCを例に挙げますが、前者の構成が見られるガレリアDTでは3DMarkのベンチマークスコア(1920×1080)で11083.7というスコアを出しております。
対して後者に近い構成であるガレリア XHでは、3DMarkのベンチマークスコア(1920×1080)で7014というスコアになっております。
明らかにガレリアDTの方が良いスコアを出しております。後々にグラフィックボードを交換することを見据えてガレリアXHを購入するという事で無いのであれば、ガレリアDTを購入する方が、コスパ的にも非常に良いと言えます。
CPUの世代も考える
Core i5とCore i7というとCore i7の方が良いに決まっていると思う人がおりますが、第7世代のCore i7と第8世代のCore i5であれば、後者の第8世代のCPUを搭載したPCの方がよりグラフィックボードの性能を引き出せます。
CPUとグラフィックボードのバランスを考えて、選ぶことが大切です。BTOショップのゲーミングPCの紹介には大体ベンチマークスコアが書かれているので、この数値も良く確認して購入の目安にしましょう。
グラフィックボードを優先しつつ
ゲーミングPCを購入する際には、グラフィックボードの性能を優先しつつ、後からグラフィックボードだけ交換するということでもなければ、バランスの良いCPUを搭載したゲーミングPCを選択することが大切です。
一概にも『金額の高いPC』=『良いゲーミングPC』ではないので、しっかりとゲーミングPCのパーツ構成まで気にかけて、自分に合ったゲーミングPC選びをすることが大切です。