ゲーミングPCのスペック表を見てLANの形式を確認する際に『オンボードLAN』と書かれていることがあります。
『オンボードLAN』って何?無線LANやWi-Fiは使えるの?そもそも『オンボード』って何?という人も多いでしょう。私も以前までは何を言っているのか意味がわかりませんでした。
『オンボードLAN』がわからなかった。あの日の自分にオサラバするために、『オンボードLAN』ってなんぞや?ということを解説します。
オンボードLANってそもそも何?
オンボードLANと言われていて思いつく言葉は、『オンボード』ってそもそも何なのか?というところでしょう。
『オンボード』の意味は、まず『ボード』というのは『マザーボード』を省略して『ボード』としています。つまりマザーボードに付いているという意味です。
昔のPCはLANポートを標準搭載していないものが多かったので、LANポートを後からPCIスロットに別付けするものもありました。
最近LANポートは標準搭載品がほとんどです。つまり『オンボード』となっていれば、LANポートが標準搭載しているPCということになります。
そして、LANポートは有線LANケーブルを差し込む穴です。デスクトップPCであれば『オンボードLAN』は『有線LANケーブルポート』が標準搭載されていると判断できます。
無線LANやWi-Fiの問題
基本的にデスクトップPCで行なうようなPCゲームや作業は『有線LAN』であることがほとんどです。メーカー側もデスクトップPCを選んで購入する人は、基本的に『有線LAN』という考えです。
無線LANを標準的に使えるような環境にあるものは、ノートPCやスティックPC等と考えられて設計されていると考えて良いでしょう。
稀に無線LANを搭載しているデスクトップPCもありますが、本当に稀なケースなので、仕様表をよく確認する必要があります。
デスクトップPCに無線LANを追加する場合
別途、無線LAN子機やPCIスロットに接続する無線LANユニットを搭載する必要があります。設定は面倒なものから、簡単なものまでピンキリです。
更に値段もピンキリですし、安いものは接続速度も遅く、ストレスばかり溜まるので絶対にオススメしません。とくに最近のオンラインゲームをプレイするのであれば有線が良いと思います。
どうしても、デスクトップPCで無線LANを使いたいのであれば、無線LAN アダプタ[子機]一覧から選択していただいて購入すると良いでしょう。
これからデスクトップPCを購入して、無線LANを導入したいということであれば、BTOパソコンであれば、構成の中の『無線LAN』という項目で『無線LANルーター』と『無線LAN子機』を一緒に購入すると値段も幾許かお得に購入することができます。
私も昔は無線LANを使ってみたりもしてみておりましたが、一度有線LANを味わってしまったら無線には戻れないので、優先LANをお勧めする次第です。
オンボードLANは無線対応LANでは無い
オンボードLANと言われると、ノートPCのように無線LANが使えてしまう気がしますが、デスクトップPCの場合は基本的に有線LANであると思ってください。
また、不安であれば、スペック欄の無線LANの項目もチェックすると、無線LANの有無が確認できます。
最近はスマートフォンやタブレットが普及して無線LANを機能的に所有していることが当たり前と感じる人も多いのですが、デスクトップPCでは有線が主流なので『オンボードLAN』を勘違いしないように注意しましょう。