PCでゲームをするにあたって、液晶ディスプレイ選びは重要です。液晶ディスプレイの選択によってはゲームの満足度と勝敗を左右してしまいます。
ココでは、「4Kディスプレイ」「ウルトラワイドディスプレイ」「ゲーミングディスプレイ」それぞれのメリットとデメリットを紹介し、PCゲーマーに最適と思われる液晶ディスプレイはどれになるのか?を考察して決定したいと思います。
それぞれの液晶ディスプレイの特徴
4Kディスプレイ
通常の解像度である1920×1080の縦2倍、横2倍である3840×2160の解像度を持っており、とても美しい描画を行なうことが可能です。
最近は4K対応のゲームも増えてきており、その画質を目の当たりにするとまるでゲームの世界に自分が入り込んでしまったかのような錯覚を受けます。私も実際に受けました。
しかし、4K画質の3DCGを常に描画していくとなるとグラフィックボードへの負荷は多大なものになります。現状4K画質を60fpsで常時表示していくことはかなり難しい状況です。
FPSやTPSや格闘ゲーム等のフレームレートや応答速度が勝敗を分けるゲームには適さない状況です。今後グラフィックボードの性能が上がれば、完全されるでしょう。
高画質重視のソロプレイのゲーム(ファークライ5、フォールアウト4、FF15等)をプレイする場合でしたら、高い満足度を得られます。
ウルトラワイドディスプレイ
ウルトラワイドディスプレイは、マルチディスプレイではどうしても入ってしまうベゼル(枠)を表示せずにスッキリと21:9の広い視野を得ることができます。
特にFPSやTPSやカーレースゲームと言った広い視野が物を言うゲームに最適です。ウルトラワイドディスプレイを購入する場合は隅々まで見渡しやすい湾曲ディスプレイの方が満足を得られます。
現状応答速度が1msと書かれていても、本当にその数値が出ているのか怪しい状況なので、これまたFPSやTPSや格闘ゲーム等の高い応答速度が要求されるゲームでは少々物足りない状況になってしまいます。
しかし、21:9の視界の広がりは一度味わってしまうと元に戻れない快適さがありますので、今後応答速度の向上がされた際には、大きな満足度を得られるディスプレイになるでしょう。
ゲーミングディスプレイ
高いリフレッシュレートと素早い応答速度で、一瞬の判断が戦況を大きく分けるTPSやFPSや格闘ゲーム等に大活躍のディスプレイです。
画質よりも、ゲームに勝つ!ということを重視したら、ゲーミングディスプレイを選ばざるを得ません。1フレームの重要度を体感してしまったらゲーマーとしてはゲーミングディスプレイ以外考えらません。
最近では画質の向上も図られてきましたが、画質が良いディスプレイはそれだけ値段も高価になってしまいます。
ゲーマーに最適なディスプレイ
FPSやTPSや格闘ゲーム等の1フレーム単位の世界で生きるゲーマーであれば「ゲーミングディスプレイ」一択です。アクションゲーム全般的に言えることかもしれません。
世の中ディスプレイと言えば液晶になってボタン入力の先行受付などもされるようになりましたが、やはり視覚から入ってきた情報が間違っていないという快適さを味わってしまったら1フレームでも遅延のあるディスプレイは不快に感じてしまいます。
ゲームは視覚に入った情報を一瞬で処理、判断して、コントローラー(キーボードやマウス)のボタン(キー)を押して対応することが重要です。
この一瞬のズレがイライラやモチベーションの低下につながりかねません。しかし、ゲーミングディスプレイであれば、視覚、聴覚、触覚が「直結」し、ゲームをプレイする快感を向上させてくれます。
もし、ゲーム中に『ボタンを押してタイミングが合わない。』『キャラクターが思ったとおりの行動をしない。』と感じる人はゲーミングディスプレイに変更してゲームをしてみると、その違いを感じ取れることでしょう。
このことから、ゲーマーに最適なディスプレイは「ゲーミングディスプレイ」であると言えます。いずれ「ウルトラワイドディスプレイ」や「4Kディスプレイ」も高いリフレッシュレートと応答速度を得ることがあれば、「ゲーミングディスプレイ」に取って代わる時代が来るかもしれません。
しかし、そういったディスプレイが発売された場合は「ゲーミングウルトラワイドディスプレイ」「ゲーミング4Kディスプレイ」という名前になるでしょう(笑)