NVIDIAのGeForceシリーズにはドライバソフト『GeForce Experience』があり、多様な機能とドライバ更新によるゲームへの最適化が随時成されております。
しかし、AMDのGPUであるRadeonシリーズにも 『Radeon Software』というソフトがあり、最近ではアップデートにてPUBG等の有名ゲームへの最適化もされております。
『Radeon Software』でできること
『Radeon Software』では何ができるのか?ということで、できる機能のうちのいくつかを紹介したいと思います。
RADEON ReLive
ゲーム中の録画やスクリーンキャプチャを行なえます。ゲームの動画配信なども行なえるので手軽にゲーム実況をすることが可能です。
またTwitchなどで寄せていただいたコメントをゲーム内に表示する機能なども備えていて、いちいちコメント欄などを確認する必要がなく動画配信が可能です。
ゲーム内にクロマキー撮影を行なった動画を載せることが可能になり、例えばクロマキー撮影した実況者をゲーム内画面に表示させるという背景の無い実況配信が可能になります。
ゲーム内の動画を録画するだけでなく、リアルタイムの実況動画配信者に嬉しい機能が山盛りです。
AMD Link
AndroidもしくはiOSを搭載したスマートフォンやタブレットに専用のアプリをインストールして、同ネットワーク内に『Radeon Software』をインストールしたPCがあれば上記『Radeon ReLive』の操作も可能になります。
更に、CPUやメモリやGPUの使用状況が視覚的に見てわかるようになります。
Radeon Chill
ゲームの状況に合わせて、レンダリング能力を調節しパフォーマンスの緩急をつけて消費電力を引き下げることができるという機能です。
Radeonオーバーレイ
上記のRADEON ReLiveやRadeon Chillの機能やAMD LinkにもあるPCの監視機能も一括でウィンドウ管理して操作できるツールです。ココで細かい録画設定や画面の色合い変更なども可能です。
AMDのGPUもゲーミングPCへの選択肢になる
PCゲームはGeForceやintel CPUに最適化されてきているので、AMD製のCPUとGPUはゲーム用よりもその他レンダリング作業や動画製作などに重宝されてきました。
しかし、最近はRyzenシリーズやRadeonシリーズも性能が著しく上がり、ゲーム用としての選択肢も大きくなってきていると思います。
PUBG等の大型タイトルへの最適化もされてきております。最近ではFAR CRY5ではAMDが開発に協力しているのでRadeon系のGPUに最適化されるゲームが今後増える可能性もあります。
BTOメーカーでもRyzenシリーズやRadeonシリーズを搭載したゲーミングPCも販売されており、これからはゲーミングPCの選択肢はより増加していくと思えます。