契約するインターネットプロバイダですが、通信環境が良いか悪いかホームページで一目見ただけではわかりません。
しかも、だいたいどのプロバイダも回線は速いと謳っておりますが、本当にその言葉を信じて良いのでしょうか?ということで、インターネット回線について書いていきたいと思います。
FTTH形式とFTTN(HFC)形式の違い
インターネット回線の接続方法にはFTTH形式とFTTN(HFC)形式というものがあります。最近のネットワークは光ファイバー接続であることを売りにしていて、回線速度が早いということをどのプロバイダも売り出ししていると思います。
しかし、回線の中には末端まで光ファイバー接続のものと、途中まで光ファイバー接続のものがあり、後者は途中までしか光ファイバーケーブルでないため回線速度は落ちてしまいます。
FTTH形式
FTTH(Fiber To The Home)の略となっております。末端まで光ファイバーケーブルが使われておりますので、通信速度はとても速く安定しております。
上り、下りともに通信速度は100Mbpsに及ぶ数値が期待できます。あくまで理論的な値なのでご自宅の回線やルーター等の接続機器によって状況は変わってきます。
FTTN(HFC)形式
FTTN(Fiber To The Node)の略です。こちらは途中の分配器まで光ファイバーケーブルを使用して、分配器同軸ケーブルを接続して末端までネットワーク通信を運ぶような状況です。
この形式は、結局同軸ケーブルの通信速度まで落ちてしまうので、上り30Mbps、下り45Mbpsまで速度が下がってしまいます。
また、同じような接続でFTTC形式と呼ばれるものがありますが、これか回線を引き込むところが結局同軸ケーブルになり通信速度は同軸ケーブルになってしまいます。
契約するプロバイダの形式確認を行いましょう
このFTTH形式とFTTN(HFC)形式という接続を大々的にホームページで表示しているところは少ないです。とくにFTTN(HFC)形式を使用しているところは表示しないと思います。
もし、プロバイダを契約していて回線が遅い、重いと感じるようでしたらホームページを隅々まで確認するか契約したプロバイダに直接問い合わせをしてみてください。
私も以前ケーブルTVのインターネットに加入していたのですが、通信速度があまりにも遅かったので、調べてみたらこういった通信形式があることを知りました。
わかりにくい人のために
FTTH形式の場合は交通渋滞の無い高速道路で一気に目的地まで行くということ、FTTN(HFC)形式は途中から交通渋滞のしやすい狭い道になってしまっていると考えてください。
プロバイダとの新規契約や更新契約を考えている人はこの回線形式も今一度調べてみると良いと思います。