9月27日に発売された横スクロールアクションゲームCupheadをプレイしてみました。
Cupheadってどんなゲーム?
インクツボ島と呼ばれる島に住む、Cuphead(カップヘッド)とMughead(マグヘッド)の二人が、悪魔のカジノに行ってしまい、賭けに負けてしまいます。
賭けに負けたことにより、自分達の魂の差出を要求されますが、命乞いをしたCupheadたちは、他の債務者から魂を奪ってくるように悪魔に言われます。
Cuphead達は、魂の取立てのため、戦います。という正直ダークヒーローとも言えない、どうしようもない主人公を操りステージをクリアしていく難易度高めのアクションゲームです。
Cupheadをプレイするには?
最低動作スペック
- CPU:Intel Core2 Duo E8400またはAMD Athlon 64 X2 6000以上
- メモリ:2GB以上
- GPU:Geforce 9600 GTまたはAMD HD 3870以上
- ストレージ空き容量:20GB以上
2Dアクションゲームなので、高性能なPCは必要なくエントリーモデルのゲーミングPCで十分プレイが可能です。
Cupheadの良いところ、悪いところ
Cupheadの良いところ
- 難易度は高いがリトライ性の高いゲーム性
- フィルムノイズの入った昔のアニメを思わせるグラフィック
- 快適に動く2Dアクション
Cupheadの悪いところ
- ボスへの被ダメージがわかりづらい
- 今のところ(2017年10月現在)日本語未対応
総合感想
自分達の魂を守るために、他の債務者(以下ボス敵)から魂の取立てを行なうという理由で戦うので、非常にしょうもない戦いをしておりますが、ゲーム内容はとてもレベルが高いゲームとなっております。
GUN&RUNと表示される、横スクロール2Dアクションステージ少々と様々な状況で戦うボスステージ(こちらがメイン)とが織り交ざったゲームです。
取立屋となったCuphead達と他のボス敵が魂を取り立てられまいと抵抗していると考えると、確かに決死の覚悟で戦う緊張感があると思います。Cuphead達もボス敵も命がけの戦いをします。
メインであるボス敵とのバトルステージは色々な仕掛けがあったり、時にはシューティングゲームステージで戦ったりと多様性があります。
初見殺しも多く、攻略法を見出す楽しみがあるゲームです。しかもバトルでやられた場合には、ステージがどの変まで進行していたかの表示が出ます。
この表示が絶妙で、あと少しだったのか!と思え、さっきよりも進歩が見えるぞ!とモチベーションアップに非常に貢献しております。
難しいけど、何度もやりなおしたくなるゲーム性の構築が良くできているゲームだと思います。理不尽と呼べるようなものはなく、しっかり相手の攻撃方法を把握すれば、避けられない攻撃というものはありません。
操作についても、攻撃、ダッシュ、ジャンプ、特殊攻撃に加え、武器の切り替え等の操作なので、操作方法は難しくありません。
レトロゲームのような難易度の高さに、最近のゲームの快適さをしっかりと備えた良作の2Dアクションゲームだと思いました。
残念と感じたのはボス敵とのバトルで、ボスへのダメージヒット音が感じられず爽快感が薄いところです。攻撃していてボスは点滅しているのですが、ダメージを与えた感覚をあまり覚えられません。
ボス敵の攻撃を避けて、攻撃を当てていたら、いつの間にかノックアウトしていた・・・という状況も多い気がします。
しかし、ボス敵とのバトルは難易度も高く、いかに敵の攻撃を見切って効率よくボスを倒すかという攻略が本当に楽しいレトロゲームの良いところを踏襲したゲームとなっております。
難易度の高い理由としては、以下の点が挙げられます。
- ライフが初期値3しかない。(後々にアイテムで増やすことも可能ではある。)
- ステージ中に回復アイテムが無い
- やられたらステージ最初から
- プレイヤーキャラクターの当たり判定が大きい
- 敵の攻撃判定がわかりづらい
- 初期のボタン配置が使い辛い
初期のボタン配置はコンフィグで変更可能です。Xbox360コントローラーのXボタンが初期の射撃ボタンですが、押しっぱなしにする必要があるゲームなので、RTかLTのトリガーボタンに割り当てることをオススメしたいです。
難易度の高いレトロゲームが好きで、且つ30年代アニメの様なノスタルジックな雰囲気も好きな人でしたら絶対ハマれるゲームだと思います。
このゲームは2,000円程度で購入できるというのだから、PCゲーマーで本当に良かったなと改めて感じます。