以前も記事にしましたが、グラフィックカードのクラウドサービスであるGeForce NOW(正式には『GeForce NOW for Mac and PC』)の内容が明らかになってきました。
GeForce NOWはどんなサービスになるのか
GDC 2017の公演の中で、語られた点がまずSteamやuplayやOriginなどのゲーム販売サイトのサービスに対応していくそうです。
プレイヤーはGeForce AppというNVIDIA社のアプリを起動し、選択したゲームをクラウド上で遊ぶようになるようです。
その際にNVIDIAアカウントと他のゲーム販売サイトのユーザアカウントが紐付けできるので、GeForce NOWにはGeForce Appのアカウントでもゲーム販売サイトのアカウントでもどちらのアカウントでもログインが可能となるようです。
今現在NVIDIA社はUbisoftとこのログインについて共同開発を行っているようで、いずれこの環境が整えばSteamやOriginなどにも対応できるようです。私としては若干Steamとuplayの連携には一抹の不安がありますが、できればそういた問題なども解消されていくことを祈ります。
プレイデータについて
ゲームプレイデータは、クラウド上にアカウントに紐付けらているようで、外出先でも簡単にネットワークにつなげGeForce NOWのサービスが利用することができれば、ゲームの続きを外出先でもプレイできるようです。
また、アカウントの紐付けができていればuplayのゲームをGeForce Appでプレイといったことも可能なようです。
オンラインマルチプレイなど
オンラインマルチプレイにも対応していて、オンライン上で起動するGeForce NOWのパソコンが稼動しオンラインにも対応するようです。
こうなってくると、一番懸念されるのはネット回線の問題だと思います。ネット回線が安定した場所でないと、いくらGeForce NOW上でGTX1080がフル稼働していたとしても回線の遅延で、通常以下のスペックになることも大いに考えられます。
更なるネックは価格
おおよそ20時間の利用で25ドル、1ドル=114円で計算した場合\2,850です。丸2日ゲームに没入するとしたら、この20時間はあっという間だと感じます。
毎週待つ遊び倒したとすると、¥2,850×4として月に\11,400必要と考えると年間(×12ヶ月)とすれば余裕でGTX1080Tiが買えてしまう金額になってしまいます。
もうちょっと安価にならない限りは利用しようとは、なかなか思えないと思います。キャンペーンモード一回だけで終了するならば別ですがマルチプレイ対応を謳っているならば、もうちょっと安価でないと利用する気にはなれません。
新しい情報も拝見しましたが、いまのところの感想としては前回と一緒で、サービスを利用するくらいなら新しくグラフィックカードを購入してしまったほうが良いのでは?と思います。
1回使用してみて、GTX1080やGTX1060の使用感を検討するだけなら良いかもしれません。
日本でこのサービスがうけられるかは不明ですが、もしサービスが日本でも利用できるのであれば、価格をもうちょっと安価にしていただきたいものです。
GTX1080を利用できて月額使い放題\5,000程度でしたら、利用の考慮余地もあると思えます。