VR元年と言われた昨年2016年、私もハード自体の購入はしておらず、体験だけはしてきました。いまだ購入に至っていないのは、やはり現状はソフト不足とハードの普及不足が否めないと思っております。
2017年でVR機器に求められること
まず、一番VR導入で敷居が低いと思われているPSVRの普及が第一だと思います。VR機器でお値段5万円程度ということで、購入の敷居がとても低いのに、いまだに生産が追いつかず、普及が進んでいないことでしょう。
しかも、どこもかしこも転売価格で売られている現状では、とても手が出ません。手が出ないと消費者はコンテンツそのものに飽きてしまい、興味が無くなってしまいます。これは非常にもったいないです。
もしくはRiftやViveといったVR機器がもっと手軽に安価に手に入る状況になればと思います。確かに品質も凄いので10万円程度してしまうのは理解できるのですが、VRやってみたーいという気軽なユーザー層が10万円出せるか?というと出せません。
もっとコンテンツの充実を
VR機器が沢山出始めても、それを楽しみたいコンテンツが充実しないと意味がありません。いまゲームらしいゲームと呼べるものも少なく、とうのPSVRですら、いざVR機器を装着してプレイできるものはゲームと呼べるものは少なく映像コンテンツを楽しむものがメインです。
VRを実感するのは、やはり自分でそれなりに何かを操作してこそだと思います。そういったものは少なく、移動も制限されているものが多いので、逆にVR世界の中にいるのに不自由を感じてしまいます。
また、男性の多くは、セクシーな要素を望んでいる人も多く、しかしメーカー側としては全年齢対象で多くの人に普及して欲しいというものもあり、コンテンツの年齢制限の壁も出てきてしまっております。
こういった需要と供給の差がなかなか難しいところであると思います。男性の多くはVR彼女のようなゲームに期待をはせているのかもしれません(笑)
しかし、折角のVRなので、みんなで楽しめるコンテンツも普及して欲しいところです。今の使用状況ですと、個人の世界に没頭する作りになってしまうのは否めません。もっとVR機器を通して、みなが楽しめるコンテンツがあると良いと思います。
例えば遠距離でもVR機器を通して、近い存在となる体感ができるようなものであればと思いますが、ヘッドセット以外にも別途キネクトなみのカメラデバイスが必要になる気がします。
この2点をなんとかして欲しい
上記のまとめとして、やはり【値段】と【コンテンツの充実】が大事だと思います。ゲーム業界に勤務している友人などに聞くと、やはりVRだけでしかできない楽しいコンテンツの模索が一番難しいところだと聞いております。
VRじゃなければできないこと、そして長時間プレイしても苦痛ではない、身体に影響のないものを作るのは非常に大変だそうです。まだまだ開発にも時間がかかることから、2017年下半期くらいにはコンテンツの充実がやっとはかれてくるのでは?ということです。
2016年はVR元年と、産声をあげたばかりのコンテンツなので、これから成熟して新しくもっと楽しいものができてくるかもしれません。そこに期待したいと思います。