BTOパソコンの中で、WindowsOSなどがたまにDSP版と呼ばれるものがあることを目にした人もいらっしゃると思います。
一体DSP版ってなんのこと?普通のWindowsOSと何が違うの?メリットやデメリットがあるの?ということで、今回はDSPについて書いていきたいと思います。
DSPとはなにか
DSP版のDSPってなんぞや?という話になると思います。まずDSPは(Delivery Service Partner)の略称となります。
まず、WindowsOSは通常販売されている通常のパッケージ販売があります。そして、パソコンに予めインストールされて販売されているOME版があります。
ちなみにOMEは(Original Equipment Manufacturer)の略称です。OME版は、マイクロソフトがパソコンを販売するメーカーが条件を満たせていればライセンスを販売するというものになります。
たまに、WinodowsOSのメディア(CDなど)が付属するメーカーもありますが、大体すでにパソコンにインストールされている状態となっております。
マイクロソフトの負担は大幅に減り、通常販売よりも安価でWindowsOSが手に入るのです。(細かい規定などは色々あるようですが、購入者にはあまり必要がないです。)
この記事で書いたように現在はWindows10が主流ですが、パソコンにインストールされているOSはどれもOEM版です。
そして、DSP版ですが、WindowsOS+パーツ(パーツは色々)というパッケージになります。マザーボードとセットだったり、HDDとセットだったりと色々です。
何故パーツと一緒に購入する必要が?と思いますが、自作やBTOパソコンなどは、OSも購入者の自由となってしまいます。Windows以外のOSを入れる可能性も格段に上がるわけです。
しかしながらDSP版にして、安価で売ることで、よりWindowsOSを購入してもらう確率を上げるという、戦略からDSP版が生まれたのではないかと思います。
DSP版のメリットとデメリットは?
DSP版のメリットはなんと言ってもWindowsOSが安価に手に入ることでしょう。
そしてデメリットは、DSP版と一緒に購入したパーツを絶対使わなければいけないということです。例えばマザーボードとセットになったDSP版のOSを別のマザーボードを搭載したパソコンで使用してはいけません。
こういう不自由があるのがDSP版のデメリットと言えます。使いまわしやすいパーツとセットになったDSP版のWindowsOSでしたら、使い回しが聞くのでよいですが、使いまわせないようなパーツとセットのものは、別のパソコンで使えないということを覚えておきましょう。
DSP版と書かれていたら、このことを頭に置いてパソコンを購入することが必要です。