最近はゲーム実況動画も身近なものとなり、誰もが気軽に配信しているものになりました。
自分でもそんなゲーム実況動画を配信したい!しかし、どんなPCでどんな環境で配信したら良いのかわからないなんていう人もいるはずです。
ココではゲーム実況を開始したい人向けのゲーミングPCのチョイスをしていきたいと思います。
何を配信したいか?
ゲーム実況と言っても、PCのゲームなのか、家庭用(コンソロール)のゲームなのか?はたまたスマホのゲームなのか?レトロゲームなのか?で違ってきます。
基本的にPCに画面を取り込む必要がありますが、取り込み方法が変わってきますし、配信するゲームによって必要なPCの性能も変わってきます。勿論PCゲームで4K画質で・・・。なんていう場合はPCの性能はかなり高いものが必要になってくるでしょう。
まず、どんなゲームを配信したいか?ライブ配信なのか、録画したものを編集するのか?ということでも違ってきます。
レトロゲーム等の低負荷ゲーム
レトロゲームでしたら、黄色、白色、赤色のアナログ入力が使用されていて、これをPCに取り込む機器が必要になります。また、更に古いファミコンなんかですとアンテナ線につけるタイプがありますが、あれはアンテナ入力をアナログに変換して・・・と難しいので、できれば生産は終了してますが新型ファミコンが欲しいところです。
そして、アナログキャプチャーでしたらPCにつないでゲーム配信なども可能です。なによりアナログキャプチャーあたりの画像でしたら、PCの性能もそこまで高いものは必要ありません。
最近のコンソロールゲーム機
PS4やXbox OneやNintendo SwitchのゲームあたりになるとHDMIキャプチャーを購入する必要があります。配信になると、高い負荷がかかってくるので、ハイスペッククラスのゲーミングPCが必要となります。
PCの性能が低いと、PCで取り込む画像に遅延が生じるなどの不具合が発生します。低スペックで最近のゲームの実況動画配信はオススメしません。
PCゲームの配信
PCゲームは性能が青天井で必要となり、更に4K等にもなってくると、まずPCで高いフレームレートを維持することすら難しくなります。より綺麗な画質で動画配信となるとハイエンドゲーミングPCが必要になってきます。
ゲーム配信に必要なもの
モニター2枚
どうしてもゲームの実況動画において、ゲームを録画する必要がありますが、ゲームの録画をしていると、ゲーム画面に若干の遅延が発生します。そのためにキャプチャーボードにはパススルー機能が付属しているものがあります。
パススルー機能を有しているキャプチャーにはゲーム画面をそのまま映し出すHDMI Out、もうひとつは録画するためのHDMI Inがあります。その映像をPC上とゲームのものと2つ同時に映すモニターが必要になってきます。
WEBカメラ&マイク
これは、実況の配信形式にもよりますが、ゲームをしている実況者の自分を映し出すWEBカメラと音声を拾うマイクが必要となってきます。マイクの方はヘッドセットでも代用が可能です。
また、自分を映すことはしないというのであればWEBカメラは必要無いでしょう。この2つは配信形式によって違います。
動画編集ソフトまたは配信ソフト
これも動画の形式によって違いますが、配信を行うのはフリーソフトのOBSが有名です。そして動画を編集してから配信するようでしたら動画編集ソフトが必要となります。
動画編集ソフトもピンキリで、サブスクリプションサービス契約のものが最近増えてきていると思います。動画編集ソフトも配信ソフトもそれなりにPCに負荷がかかるのでPCの性能が高いにこしたことはありません。
キャプチャー
ゲーム画面をキャプチャーするのに必要となってきます。PCに内蔵する形式と、外付けタイプのものがあります。外付けタイプの方が楽ではありますが、キャプチャーできる性能としては遅延が発生しやすいものも多いです。ただし中には外付け機器側で録画できるものもあります。このタイプならPCにかかる負荷は少ないですが配信には向いていません。
実況動画のライブ配信であれば、内蔵型でソフトウェアエンコードタイプのものが良いでしょう。ハードウェアエンコードはPCに負荷がかかり、こちらも遅延が発生しやすいでしょう。
【2020年】実況動画配信にオススメのゲーミングPC
raytrek XT
レトロゲームや最近のコンソロール機でしたら十分配信できるPCになっているので、このPCを購入後にキャプチャーを購入して取り付けしましょう。性能も申し分ないです。
流石に4Kの画質となると負荷が高すぎるのでHD画面くらいまでの配信にしましょう。グラフィックボードもGTX 1660 SUPERを搭載しております。メモリも16GBあります。動画の編集もしたいようならメモリは32GBにしておいた方が快適です。
ガレリア AXZ 3950X搭載
PCゲームの実況配信をするのでしたら、このハイエンドPC以上の性能が欲しいところです。メモリはやはり32GBに増設しておきたいところです。
PCゲームを問題なく実況配信したいなら、できればゲームをするPCと録画配信するPCを分割すると、より安定します。PC2台を購入するお財布の体力があればの話ですが・・・。
しかし、まずPCゲームを安定してプレイできなければ意味が無いので、このハイエンドゲーミングPCがあれば昨今のPCゲームを高画質・高フレームレートでプレイすることが可能です。
オススメの周辺機器
ゲーム実況動画を配信するならPCだけではなく周辺機器も必要となってきます。
キャプチャーボード
キャプチャーボードはElgato Game Capture 4K60 Pro MK2をオススメします。4K画質も問題無く取り込むことが可能です。
しかし、高い性能のPCではないとマザーボードに取り付けても反応しない場合があります。購入したマザーボードにPCIe x4スロットの空きがあるかどうかを調べましょう。
上記のPCでしたら問題無く接続できます。心配な人は外付け型をオススメします。
>> Elgato Game Capture 4K60 Pro MK2
配信ソフト
OBSというフリーソフトがオススメです。Windows10がインストールされているPCであれば問題なく使えるでしょう。
WEBカメラ
必要かどうかは不明ですが、自分の顔も映すということであれば、カメラの画質は良いにこしたことはありません。
キャプチャーボードをもう一台取り付ける余裕があるなら、キャプチャー2台でHDMI入力を2つにして、一眼レフをカメラにすると高画質で配信が可能になります。
自分を映す画質を気にしないなら、スマホでも十分WEBカメラにすることが可能です。(スマホのゲームを配信しないなら)
マイク
喋っている音を高音質で・・・。なんて拘りが無いなら、ヘッドセットのマイクでも十分です。
しかし、音も良く、無駄な音を拾いたくない・・・。という話になるとマイクにも拘った方が良いでしょう。
>> オーディオテクニカ USB マイクロホン AT2020USB+
高性能PCで快適な配信を
まず、ゲーム配信を快適な環境で行うということになると、それなりに資金がかかってきます。
最低限の配信にするということであれば、ビデオカメラで録画しつつ、キャプチャも最低限の資金で・・・。ということになり、見栄えも悪くなってくるので折角配信した動画をみんなに見てもらえるかどうか?が問題となります。
よほど人の心をとらえる奇抜なアイディアが無いならそれなりの配信をしたいなら、やはりそれなりの投資は必要となってきます。