最近は精密ネジを使用する機器も増えてきております。小さなネジは、力を入れすぎてしまうと、ネジがナメる、所謂ネジにドライバーが刺さっても引っかかりがなく回らない状態になってしまう事もあります。
通常の大きなネジでしたら、大きな輪ゴムを噛まして、無理やりネジを回すという方法もありますか、精密ネジとなるとそうも行きません。そんな場合に試して見て欲しい解決策を備忘録として書いていきます。
ネジザウルス
軽微なものでしたら、私はネジザウルスという品を使ってネジを開けております。この器具はネジがなめていても引っかかってくれます。
>> ENGINEER バズーカビット ネジ外し用ビット【潰れた+ネジ(#0)対応】 DBZ-58
瞬間接着剤
ネジ穴に重曹と瞬間接着剤を流し込み、ドライバーを挿して固まってから、回します。金属にも使える瞬間接着剤が良いです。重曹でなくとも、プラスチックの削りカスでも良いです。
ドリル型工具
ネジにドリル型の工具を突き刺し、無理矢理ネジを回す方法です。「アネックスなめた精密ネジはずしビット」が使えます。通常のドリルで頭を削る方法もありますが、個人的な感想としては「なめた精密ネジはずしビット」の方が引っかかりが良いです。
>> アネックス なめたネジはずし ビット 精密用 M1~2.6 AK-23N-0
リューターでマイナスネジ化
上述してきた方法でも取れないネジ、もしくはドリルで刃が通らないネジには、最終手段として、リューターで無理矢理ネジ穴を削ってマイナス化します。マイナスドライバーが引っかかる溝を作ります。もっと原始的な方法ですと、マイナスドライバーを上からハンマーで打ち付ける方法もあります。土台が強ければハンマー、リューターの削りカスが飛び散っても良いならばリューターがオススメです。
まとめ
最終手段を使っても取れないネジは、業者に頼んでください。また、ネジを取ることに一生懸命になって、結局機器が破損しては意味がないので、本末転倒にならないように気をつけてください。私も熱くなって危機を壊したことが何度かありますので、手段が目的となる事だけは避けるように冷静さを持って臨んでください。
