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AIイラスト作成ソフト『Stable Diffusion webui』を使ってみました

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2023年5月上旬時点で、人気のAIイラスト作成ソフト『Stable Diffusion webui』で遊んでみました。

とりあえず、自分好みのカワイイ女性が作れるか?ということを実験していっております。まず、Stable Diffusionのホームページに移動して、Stable Diffusion webuiのソフトをダウンロードすることろから開始いたします。

Stable Diffusionの起動

ローカルで使う場合はhttps://github.com/の中のAUTOMATIC1111 stable-diffusion-webuiのページからダウンロードをします。

AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui

ちなみに、Google Colaboratoryを使うとマシンスペックが低くても使うことができてオススメです。

Google Colaboratoryに移動します。私は、面倒なので今回はこのkoreandolllikeness_LoRA.ipynbを使ってフォトリアル的な女性を作成してみました。Google Colaboratoryにソースをコピペするか、ダウンロード速度したファイルをGoogle Colaboratoryで使用するかを選びます。

Google Colaboratoryの再生マークをクリックするとマシンスペックにもよりますが、5分から10分くらいでURLが生成されます。gradio.liveというURLをクリックするとWEB上でStable Diffusionが立ち上がります。

どんなイラストを描くか指示する

プロンプト

このプロンプトで、命令を与えてどんなイラストを作成するか指示していきます。ハイクオリティな画質を命令したいならば、best qualityと入れます。プロンプトはカンマで区切ると良いです。そして、女性1人ならば、1girlと入れ、女性ならばWomanと入れていきます。更にカワイイ(Cute)や美しい(beautiful)と入れると、統計的にかわいくて美しい女性が生み出されます。

ポーズや着用している服装なんかも入れていかないと、素っ裸か下着姿の女性が生成されるので、ご注意です。

ネガティブプロンプト

逆に、こういった画像は生成して欲しくないという指令を入れるところがネガティブプロンプトです。低画質の画像を生成して欲しくないときはlow qualityなんかを入れておくと良いです。あとはB地区が出てしまわないようにbreasts outなんかも入れておくとよいです。出したいなら入れなくて良いです。

実際にやってみて

まずは、猫耳女性を作れるのかやってみたところ、猫耳形成をするために顔の造形がヤバイことになりました。ちょっとホラーな画像になってしまったので猫耳はやめることにしました。

そしてカワイイという単語を入れてみたところ、今度は年齢層が下がってしまいました。カワイイ=低年齢というイメージなのか、少女趣味になってしまいました。

これではいけないと思いCuteではなくbeautifulを使ってみることにしました。服装もセーターの方が大人っぽいだろうということと、ヘアースタイルもボブヘアにしたら、やっとこ私好みの本上まなみさん風の女性イラストを作成することができました。

しかし、ポージングなどを変えていったら、また崩壊し始めていったので、なかなかプロンプトとネガティブプロンプトの指令の与え方が難しいと感じました。

描くというより指示する気分

私はイラストも描きますが、ある程度プロンプトを書いていると、もどかしい気分の方が上回ってきました。完全に描けない絵を描く分には、指令を与える意味がありますが、描けるものについては自分で描いた方がより自分好みにできると感じます。『AIで絵を描く』という表現よりも『AIに絵を描かせる』という指示に似た感覚です。こういった絵を描いて欲しいから、いろんな角度からニュアンスを伝えるもどかしさがあります。なんか上司気分か編集気分です。人に指示を与えるのが苦手で自分でやっちゃいたくなる人間には辛いです。自分では描けない背景あたりの生成には重宝しそうではあると思いました。

素材集めが大変

実際にオフラインで画像生成する場合、もととなるイラストを集める作業からして面倒に感じました。そこまでの情熱を持って、著作権ギリギリのことをするのは個人的には首を傾げます。確かに有名絵師に自分好みの絵を作ってもらうことは難しいので、その夢をかなえるという面では熱いと思いますが、それを売ってしまうとなると今度は絵師の存在を否定しかねません。ここらへんが難しい問題であると思いました。また、ランダム性のあるAIソフトを使いこなすのも中々大変だと思いました。商標利用OKと言われても、AIが元したイラストに著作権があるならば、そこれはまた難しい話になりそうです。(素材を提供している人次第かもしれません。)

まとめ

とりあえず、『Stable Diffusion webui』を使ってみた感想としては、色々ハードルは高いと感じました。ローカルで開始するには高性能なグラボも必要になりますし『絵を描きたい』というベクトルよりも『絵が欲しい』というベクトルであれば利用する価値はあると思います。絵を描くことが楽しい人は、そもそも使う必要は無いかと思いました。キャラクター作成などの一助にはなるかと思います。ゲームを作りたいけどキャラ作成ができないとか、オリジナルアバターを作成して動画に使用したいという人にはオススメできそうです。