Adobeのソフトは有能なのは理解しているのですが、サブスクリプションサービス化と値段の高騰で、使う気が薄れてきております。個人的には買い切り型に人権が無くなってきてしまったのが一番の痛手です。
というわけで、様々な動画編集ソフトや画像編集ソフトとRaw現像ソフト等を試しておりますが、Lightroomの代替となるRaw現像ソフトがなかなか見つからなかったのですが、最近RawTherapeeなるソフトを見つけ、これが中々に優秀で使い勝手も良いソフトでした。
RawTherapeeの推奨動作環境を調べてみたところ、大体CPUでCore i5-11400または、AMD Ryzen 5 3600以上で、グラボにNVIDIA GeForce RTX 3050以上、そしてメモリ16GB以上が適切だということです。Raw現像を行う環境と考えれば大体そんなものだと思います。
RawTherapeeの感想
様々なRaw形式に対応
私が過去に使用していたCanonとリコーに、現在使用しているSonyのカメラで撮影したRaw形式の画像をしっかりと現像することができました。Lightroomも過去に購入した買い切り版を使用すると、なんとそれらのRaw形式が開けなくなるので、無料ソフトでこれだけのRaw形式に対応しているのはとてもありがたいです。
痒いところにも手が届く
写真で使用したレンズ情報のファイルであるレンズプロファイルも普通に存在します。昔の写真なんかだと、この写真はどのレンズで撮影したんだっけ?なんてことも多いので、この情報があると地味に助かります。写真をよりボケさせたり、ノイズを除去するなんてこともできるので、無料でここまでできることは感動ものです。
Wikiが優秀
RawTherapeeの使い方ですが、RawTherapeeのウィキペディア的なものであるローペディアなるものが存在します。このサイトを見るだけで、わからない機能を知ることができます。
欠点は幅が広すぎること
やれることの幅が広すぎるので、機能のすべてを理解することに時間がかかるのは難点だと思います。そこらへんは、やはりLightroomの方がとっつきやすいと感じます。しかし、覚えることを覚えてしまえば、かなり自由度も上がります。また、後継機にARTというソフトもあるようなので、こちらも使ってみて、より知識を深めてRaw現像で優れた写真を作成したいとも感じます。
無料で高性能
汎用性が高いのはLightroomかとは思いますが、インターフェイスこそわかりづらいものの、使いこなせばかなりデキることの幅も広がるRawTherapee。しかも無料というのが嬉しいです。扱うのは難しいかもしれませんが、慣れれば痒いところにも手が届きます。仕事で使う分には汎用性が高いものが必要ですが、個人で使用するにはAdobeはプラン全般の値段が高いと感じます。PhotoshopとLightroomのプランは月額1000円くらいですが、動画やエフェクト編集まで手を出すと途端に値上がりします。それに嫌気がさしてしまい、脱Adobeするようになりました。今のところ動画編集はダヴィンチリゾルブとAVI Ultでなんとかなっております。そしてエフェクト編集はBlenderでなんとかしております。そして画像作成をクリスタで行っており、残るRaw現像は、このRawTherapeeで落ち着くかもしれません。まだまだ色々なソフトを試していきたいと思いますが、RawTherapeeは中々使えるソフトでしたので紹介させていただきました。