先日発売されたRTX3070Tiですが、RTX3080Tiほどの需要を見せておりません。RTX3070Tiの実力はいかほどなのか?価格と性能について調べてみます。
RTX3070Tiの性能
- CUDAコア数:6144
- Tensorコア数:192(第3世代)
- 定格クロック:1575 MHz
- ブーストクロック:1770 MHz
- メモリタイプ:GDDR6X
- VRAM容量:8GB
- メモリスピード:19Gbps
- メモリ帯域幅:608GB/s
- TDP:290W
- 価格帯:約10万円~約15万円
2021年6月から発売されており、価格は10万円を超えるものとなっています。性能としては、RTX2080Tiを超えるものになっていて、RTX2080Tiが15万円近い値段で売っていたことを考えると、低価格帯のRTX3070Tiを購入すれば、かなりお得なような気がします。
RTX3070との違い
RTX3070からは、まずメモリのタイプがGDDR6からGDDR6Xに変更されたことで、ビデオメモリのスピードが高速化され14Gbpsから19Gbpsになり、より高速な処理がされます。ただし、TDPは220Wから290Wになっておりますので、消費電力が増えております。また、価格は1万円程という上昇なので、RTX3070Tiとの性能差を考えたら、お得であると言えます。
RTX3080との格差
RTX3080は、そもそもビデオメモリも10GBあり、ビデオメモリタイプも同じGDDR6Xです。そのため、単純にRTX3080の方が性能的にはRTX3070Tiよりも上です。その分、価格も2万円以上はRTX3070Tiよりも高いので、それ相応の性能と言っていいでしょう。
まとめ
性能的にはRTX3070よりも高く、RTX3080には届かない性能です。値段的な格差が性能につながってしまうのは仕方がありませんが、RTX3070を購入するのでしたらRTX3070Tiを購入した方が良いと言えます。しかし、価格差1万円が値段の高さを感じさせるのでしたら、もう少しRTX3070が安くなるのを待っても良いでしょう。
RTX3070Tiの性能があれば、フォートナイトでも4K60fpsが可能とも言われています。ハイエンドに近いハイスペックモデルのゲーミングPCを購入するのでしたら、丁度良い性能のグラボと言えるでしょう。