2020年になりゲーミングPCのスペックも軒並み上がってきております。
ゲーミングPCを購入するにあたって、最低限欲しいスペックはいくつなのだろうか?ということで、PCパーツ毎に最低ラインを紹介いたします。
あくまで最低限であって、フレームレートを伸ばしたいとか、美麗なグラフィックで遊びたいということは二の次です。
ゲーミングPCに最低限欲しいパーツ別スペック
グラフィックボード
グラフィックボードはゲーミングPCに必須というか、このパーツがあるからゲーミングPCと呼べるんじゃないか?とすら思います。
最近はCPUに内蔵されるGPUも上がってはおりますが、やはり別途グラフィックボードが存在した方が、グラフィック性能が上がります。
グラフィック性能が無いと、3DCGで遊ぶようなゲームの快適なプレイは難しくなってきます。
最近はグラフィックボードの性能も上がっているので、最低限で言えばGTX1650もあれば良いと思います。1世代前であればGTX1050や1050Tiです。
2DCGのゲームしか遊ばないよっていう人なら、内蔵GPUのCPUでも良いかもしれませんが、やはりゲーミングPCということで、フォートナイトやAPEXなんかを遊ぶんでしたら、最低限GTX1650は欲しいでしょう。
CPU
CPUはPCの頭脳をつかさどり、ざっくり言うとこのパーツ性能が上がれば、PCのデータの処理が速くなります。
テキパキと仕事をしてくれるようになりますので、グラフィックボードがいくら良い仕事をしても、CPUが追いついてなけらばボトルネックとなります。
しかし、最低限ということで上述したGTX1650あたりのグラフィックボードを使うなら、CPUの性能は最新のCore i3-10100やRyzen 3 3300Xでも良いと思います。
メモリ
一時的な記憶をつかさどるメモリが不足すると、折角描画したグラフィックも表示できずに追いつかずスローモーション、またはフリーズといった症状が出ます。
最近のゲーミングPCが搭載している8GBは無いと辛いところです。3DCGを多用するゲームは16GBくらい欲しくなってきます。しかし、最低限というなら今現在は8GBでしょう。
マザーボード
マザーボードは上述したCPUとメモリとグラフィックボードの接続が可能なものを選ぶと良いです。最低限なので、最低限動けば問題はありません。
『今後拡張をすること』というのを考慮すると、土台は良いものにした方が良いのですが、最低限であればIntelならB460チップセット搭載のLGA1200ソケットのマザーボードで良いです。
そして、RyzenシリーズでしたらB350かB450シリーズのAM4ソケットのマザーボードで良いでしょう。
電源
上述した構成であれば、500Wの電源で十分動くと思います。ブロンズでも良いでしょう。
ストレージ
最低限ということですが、ストレージがHDD1基でメインストレージというのは、今の時代で起動も遅く、処理も遅いのは耐えられないと思います。
メインストレージは対応しているのならM.2 SSDが望ましいですが、SATAのSSDを使っても最低限の速さは得られると思います。M.2 SSDを搭載する分の費用をSSDに回して容量アップすると良いでしょう。
最低限のゲーミングPC
機能を最低限におさえて、値段も10万円以内(本体のみ)でおさえたゲーミングPCを紹介します。
マグネイト MH
CPUがCore i5-9400です。グラフィックボードもGeForce GTX 1650を搭載しております。メモリも16GBを搭載しております。
メインストレージが240GBということで、容量の多いゲームを入れたら心もとないという部分を除けば十分な活躍をしてくれるゲーミングPCです。
予算的に辛いなら、メモリを8GBに変更し、SSDの容量アップかHDDの増設を考えると良いでしょう。
LEVEL-M040-i5-RVS
こちらはCPUがCore i5-9400です。グラフィックボードもGeForce GTX 1650 Superを搭載しております。メモリは8GBです。
こちらはメインストレージが480GBのSSDとなっているので、いきなり容量不足に陥るようなことはありません。
LEVEL-M0B4-R535-DVS
こちらのCPUは Ryzen 5 3500を搭載し、グラフィックボードはRadeon RX 5500 XTとなっています。メモリは8GB搭載です。
メインストレージは480GB SSDを搭載しております。Ryzen 5 3500はAM4ソケットでマザーボードもB450チップセットです。したがって拡張性も高いので、長く使えます。
パーツ交換をして継続使用することを考えれば、コスパの良いゲーミングPCです。
まずゲーミングPC
最低限と言っても、ゲームができるPCは、大概の使用用途で使うことができます。
このスペックがあればよほど凝ったことをしなければ、イラストを描くことも動画編集だってできます。
家庭用ゲーム機の値段も上がっていますし、クリエイティブなこともすることを考えたら、ゲーミングPCを買っておくというのもひとつの手です。
最低限の性能で、満足できないくらいPCを扱うようになるのでしたら、PCの買い替えやパーツ交換を考えれば良いと思います。