PCの目立ちはしないけど、大事な中枢神経を担うマザーボードのみを取り替える際の注意点を書いていきます。
色々なPCパーツを繋いでいるたけあって、取り扱いにも注意が必要です。
取り替えにあたって
まずマザーボードを交換すると言っても適当に買ってきて、すぐに交換できるか?と言われたらそうではありません。今使っているPCとの互換性を考えなければ、折角購入しても使えなかったなんてことになってしまいます。
PCケース
まず購入したマザーボードがPCに入らなかったら意味がありません。マザーボードの大きさも調べてPCケースの中に設置できるかを調べておくべきです。ちょっと長いから切り取るとか削るなんてことはできません。
※やってもいいですが自己責任です。
CPUとの接続
新しいマザーボードとお使いのCPUが繋がらなくては意味がありません。
AMD製は比較的に幅広く数世代のCPUを接続できますが、Intel製のCPUは端子の形状が沢山あるので間違えると接続できません。
CPUの型式を見て使えるかどうか確認が必要です。CPUによってはCPUファンの設置場所を予め準備しておきましょう。
メモリ
こちらもメモリの世代やメモリの型式により差し込んでも使えないメモリもありますので、CPU同様に注意が必要です。
電源
電源コネクタのピンのタイプも予め確認しておかないと使えない状況になりうる可能性も考えられます。また、マザーボードに接続する機器の数にも合わせて、なるべく容量にあった大きめの電源を準備しておきましょう。
グラフィックボード
大体使えるとは思いますが大きさと相性の確認は予めしておきましょう。
OSのライセンスの確認
マザーボードの交換後に求められることもあるので、自分の使用しているOSのライセンスキー等は確認しておきましょう。
しておくと良い準備
サポートのあるショップを選ぶ
マザーボードの購入にあたり、機器の扱いに自信がない人はトラブルのサポートセンターなどがあるショップでマザーボードを購入しておくと良いです。
メインストレージのバックアップ
マザーボードを交換したら使えなかった、反応しなかった、おまけにデータが壊れた。なんてことになると悲惨極まりないので、メインストレージはコピーしておくと良いです。
電源の解放
マザーボードの交換前には電源はしっかりとコンセントから抜いて、感電の危険が無いようにしておきましょう。 静電気徐模しておくと良いです。
PC内部の撮影
新しくマザーボードを設置する際の参考になります。はじめての作業の場合「あれー?この配線はどこのだっけ?」なんてことになりがちなので、今はスマホでパチッと撮影できますので、簡単な上に記録しておくのはとても大事です。人の記憶力は曖昧ですから。
手袋などを着用
PC内部は意外と鋭利な部分がむきだしになっているので、手を切らないように、手袋をはめておきましょう。静電気が発生しないものを選んでおくと良いです。
簡易照明の準備
作業場所にもよりますが、PCケース内部は暗いので、簡易的な照明があると、とても便利です。
いざ、作業をする場合
マザーボードは精密機器の集まりなので、壊さないように注意して取り扱います。ネジとか落としたり失いがちなので、できれば小皿などにまとめておきましょう。上述した、写真撮影がとても役に立ちます。
配線やコネクタの接続をまちがえないように、そしてCPUによってはグリスなどを塗るなどして、丁寧に確実に作業をしましょう。としか言いようがありません。
交換が終わったら
Bios等の設定をして、必要であればOSのクリンインストールを行います。あとは、接続がしっかりしていれば、無事マザーボードの交換は完了です。
一応一週間は不具合がないか警戒をしておくと良いでしょう。後で接続が甘くて、コネクタがはずれてしまった!なんてことも起こりえます。
余程わからないトラブルが発生した際には、サポートのある店舗に問い合わせると良いと思いますので、予めサポートのあるPCパーツショップを選んでおくことも大事なことです。
マザーボードな交換は面倒くさい作業ではありますが、PCのパーツそれぞれの働きとかを理解するには手っ取り早い作業でもあると思えますので興味があったら、試しにやってみることをオススメします。