皆様リスクアセスメントという言葉は知っておりますでしょうか?直訳するとリスク(危険性)をアセスメント(評価)するということです。
社会に出てから、このリスクアセスメントというものは責任者の方などが行うことがあります。
しかし、ゲーマーはある意味、この「リスクアセスメント」を常に行っているとも言えます。学生のころに『ゲームなんかしても役に立たない』なんて言われることもありますが、実はゲームに臨む姿勢ひとつで『リスクアセスメント』能力が育っていくと思っております。
仕事におけるリスクアセスメント
まず、仕事は危険なものから危険じゃないものまで様々です。危険の種類も肉体的な危険から精神的な危険、経済的な危険と色々あると思います。
リスクアセスメントを行う目的として、危険性を予測して、予測した危険性を評価してその危険と除去または低減することにあります。
仕事をする上でリスクを評価して、リスクを失くしまたは低減していくことは、気持ちよく円滑な仕事を行う上で重要なことです。
リスクアセスメントの行い方
リスクアセスメントをする手順は以下のような順番になっています。
- ①リスクとなるポイントを見つける
- ②リスクの度合いを評価する
- ③評価したリスクの対策をする
- ④対策を行った後のリスクを見つける
この①~④の項目を見て『あれ?ゲームの攻略法に似ている?』と思ったんじゃないでしょうか?そうなんです。ゲームを効率良く攻略しようとすると、似たような手順になるのです。
とくに対戦ゲームなんかは、自然とリスクアセスメントを行っているはずです。むしろこのリスクアセスメントを行えないとスキルアップも難しいと思います。
ゲームにおけるリスクアセスメント
ゲームもジャンルによって変わってきますが、大体のゲームで攻略が必要なゲームはこのリスクアセスメントを行っているはずです。
今回は格闘ゲームを例に挙げますが、まず①のリスクとなるポイントですが、通常技や必殺技の有利フレームや不利フレームなどを覚え、リスクの大きい行動を見つけていきます。
今度は②の対象となる、リスクのある技などの種類をハイリスクなものから低リスクなものまであるので、その優先順位などを決定します。
更に③で、そのリスクについて対策を練ります。技を使った方がいいのか?使わない方がいいのか?シチュエーションによっては使えるのか?キャンセルすればリスクが少なくなるのか?などです。
最後に④で対策を練った後に、更なるリスクが潜んで無いかを確認します。①⇒②⇒③⇒④まできたらまた①に戻るのです。こうやってリスクアセスメントを行っていうことはゲーマーは常に行っていると思います。
TPSでもFPSでもRPGでも、行動ひとつひとつにおいて、皆様リスクとリターンを考えていると思います。逆にリスクアセスメントを行うのを面倒がったりして放っておくと、スキルアップも見込めず、ゲームの腕も上達しないかと思います。
ゲームも臨み方で役立つ
私はゲームの臨み方次第では、このリスクアセスメント能力が育っていると思っております。むしろゲーマーの人は常に行っていると感じています。
とくにオンライン対戦ゲームなんかは、こういった能力が必要ですし、なければいつまでも上達はしていませんし、長続きもしていないかと思います
ゲームも向上心を持って行えば、仕事や生活につながるスキルが身に付くという話をしたくて、今回はリスクアセスメントという手法になぞらえて話をしてみました。
既に行っていることとはいえ、ちょっと改めて格好いい言い回しにしてみると、ゲーム内スキルも格好良く思えまし、役立つということが理解できると思えました。