先日家族用に使っていたノートPCが壊れました。購入から4年経過していたので耐用年数的には、そろそろ寿命だったのだと思います。
原因を特定してみましたところ、どうやらマザーボードが壊れていたようで、内臓しているHDDのデータは使えそうです。
そして、新しいノートPCを買えば、データ移行すると家族に伝えたところ『年末年始で出費して新しいPCを買いたくないからアンタがノートPC直して』という意味不明な返答をいただきました。
私がノートPCを使って壊したわけでもないので腑に落ちませんが言ってもきくような人物ではないので、現在置物化していたGPD Winを代替用の家族用PCとして使うことは可能か?ということを思いつきました。
GPD Winの設定変更
まず、家族が使えるようにするために、ワードやエクセルの導入、そして個人的に設定していた不要な機能を切るという作業が必要になりました。
そして基本的に無効にしているWindows10の自動更新機能も使えるものが使えないとか、設定の度に呼び出されるのが面倒だったので手動にしました。
ずっと更新をオフにしていたので、更新の時間が半日くらいはかかりました。(放置していて途中途中止まっていたため)そして更新が終わるとたちまちメインストレージの容量不足に陥りました。
不要な機能をアンインストール
ゲーミングポータブルPCであるGPD Winは基本的にWindows10の更新無効が推奨されています。しかし、そんな仕様をPCのストレージとメモリの区別がつかないような家族に言っても仕方ありません。
ということで、不要なプログラムと機能をアンインストールして、メインストレージの容量を少しでも空けておくより他ありません。以下のプログラム等をアンインストールしました。
- One DriveやAccess等の不要なオフィスソフト
- 過去のWindows10のシステムファイル
- 初期から入っているゲームソフト
- Steam関連のプログラム
他にも細かいものから削除していき、なんとか今後の継続する更新にも耐えられるように空き容量を確保しておきました。
古いノートPCのHDDを外付けに変更
壊れてしまったノートPCのHDDを過去のデータを残して外付化してしまおうと思います。
まず、ノートPCからHDDを取り出します。取り出したノートPCを私の使用しているノートPCとUSB接続して、必要なデータだけ抜き出します。
抜き出した後に、OSなども入っていたのでHDDは一度フォーマットを行ないます。その後、私のPCに保存していたデータをHDDに移し変えます。
HDDは外付化を行うために、外付用ケースを別途購入します。2.5インチの外付ケースは千円~2千円程度なので、諸経費と割り切ります。
USB Hubで周辺機器を追加
GPD Winの操作は特殊なので、多分家族では扱いきれないと考え、USB3.0のHubを別途購入し、安いマウスと使っていなかったキーボードを付属し、更に外付化したHDDも取り付けました。
データの基本的なインストール先は外付したHDDに変更しておきます。そうしないとCドライブになんでもかんでもダウンロード&インストールしてしまうので(笑)
GPD Winに各種ゴテゴテと取り付けたので、ノートPCとしての持ち歩き機能は無くなりますが、ぶっちゃけノートPCを持ち運ばずに使っていた家族には十分だと思います。
この状態でGPD Winを渡したのですが『モニターが小さくて見え辛い』という言葉をいただいたので、miniHDMI出力からモニターに映像出力をすることにしました。
ギリギリ使えるが推奨はしない
今回GPD Winを無理矢理、家族用PCとしましたが、ギリギリ使える程度で推奨されるものではありません。なにせメインストレージが64GB(eMMC)しかないので、なんでもかんでもデータをCドライブに入れてしまうような人には不向きと言えます。
また、操作も特殊(マウスの変りにコントローラーを使う)なので家族向きではありません。今回は恒久処置ではなく応急処置として行なったので、家族には、いずれノートPCでも買いなおしてもらえればと思いますが、不具合が無い限りGPD Winでも使っていきそうではあります。
GPD Winを家族用PCにするくらいならGPD Pocketの方が良いでしょう。しかし値段から考えたら普通にノートPCが良いと思います。GPD Winを家族用PCにしてみましたが、GPD Winのメリットが何一つ生かされない環境になってしまいました・・・なんだかGPD Winに申し訳ないような状況です。