ゲーミングPCは欲しいけど、デカいタワー型デスクトップPCを部屋に置きたくないということで、ゲーミングノートPCやコンパクトな小型ゲーミングPCの購入を感がる人がいると思います。
ノートPCあ持ち運びがしやすいという目に見えたメリットがありますが、コンパクトな小型ゲーミングPCってどこで本領を発揮できるのでしょうか?
拡張性も無いし、一体何のメリットがあるのか?小型ゲーミングPCについてメリットとデメリットを考察してみました。
小型ゲーミングPCは希少
NUCとは違って、小型なグラフィックボードを搭載したゲームもできるゲーミングPCのことを今回は指しております。
GPU内蔵CPUのゲーミングPCも入れたいところではありますが、それを入れるとキリが無いので省くことにします。
そんな状態で小型ゲーミングPCに分類されるようなゲーミングPCは少数で、既に販売自体が終了しているもの多いです。
まずMouseで販売していたNEXTGEAR-C ic100 シリーズは小型ゲーミングPCの筆頭と言っても良いかもしれません。
非常にコンパクトな本体でありつつも、GTX1060を搭載していたのですが残念ながら先日完売御礼になってしまいました。
そして、TSUKUMOでも品薄となっているZOTACのMAGNUS ER51070はCPUのRyzen5-1400を搭載し、グラフィックボードにGeForce GTX 1070を搭載するという小型ゲーミングPです。
GTX1060を搭載するタイプのMAGNUS EK51060も品薄となっております。
コンパクトゲーミングPCは一定の需要がありそうですが、内部温度は上がりやすくなるので、メーカーもあまり作っていない印象です。
小型ゲーミングPCのメリット
省スペース
メリットとして一番大きいのは『省スペース』ということでしょう。どうしてもデスクトップゲーミングPCは大きいので置き場所に困ります。
先程紹介した小型ゲーミングPCはまるでゲームキューブかと思うほど小さいので、場所を取りません。
お洒落
無骨なゲーミングPCがドカっと置いてあるよりも、小さくてもしっかり仕事をする小型ゲーミングPCの方がオシャレではあります。
どうしてもデスクトップゲーミングPCはオタクイメージが強いので、部屋にあると圧迫感が強いと思いますが小型ゲーミングPCであれば、威圧的なものはありません。
持ち運びが楽
大型のデスクトップゲーミングPCは重く、移動も大変です。ちょっとメンテナンスをするために机の下から引っ張り出すだけでも一苦労です。
しかし、小型ゲーミングPCであれば軽いので移動も持ち運びも楽々です。
小型ゲーミングPCのデメリット
熱がこもりやすい
小さい分熱がこもりやすいので、内部の温度上昇も激しいです。温度上昇が激しいとパーツの寿命は下がると思われます。
拡張性が低い
ノートPCほどではないですが、小さい本体に入るパーツしか選べませんので、規格外のPCパーツは取り付けることができません。
性能の上限が低い
温度やパーツのことを考えると、高性能で熱を出すようなパーツは、そもそも販売されません。高性能PCパーツが組み込めないということは、それだけ性能の天井も低くなります。
小型ゲーミングPCが生きる場所
小型ゲーミングPCの本領を発揮する場所は一人暮らしで大型のデスクトップゲーミングPCを置くようなスペースが無い人、またリビングのTVに備え付けるPCなどに便利だと言えます。
ノートPCよりは、排熱性能は高いし、拡張性もありますので、PCゲームはしたいけど、外出時にまで持っていくようなPCは要らない人に便利だと思います。
純粋に高性能を求めるならば、普通のデスクトップゲーミングPCを購入した方が良いと思います。
ゲーミングPCは欲しいけど、どうしてもスペースが無い人、リビングなどで使うPCを高性能なものにしたい、オタクっぽく思われたくない、そんな人のニーズにこたえるのが、小型ゲーミングPCだと思います。稀なケースで言えばパーティ会場に持ち運んで、VRゲームなどをやるくらいでしょうか?
本領を発揮できるような場面は少ないかもしれませんが、今後発熱を少なくし、省エネ化が進めば、こういった小型ゲーミングPCは、もっと増えるかもしれません。