HDDが値下がりしておりますが、同じような容量でも価格が全く違い、どのHDDを選んで良いかわからないことが多いと思います。
今回は、HDDを選ぶ際に気をつけたいことなどを紹介したいと思います。
HDDの性能はどこを見たら良いか?
容量
大容量化が進む昨今、HDDを見るところは、まず容量と言っても過言ではありません。容量が大きければそれだけデータが保存できます。
動画データや画像データはとかく容量を必要とするので、HDDでデータを保存する人は、こういった大容量データを取り扱う人が多いと思います。
2018年現在では、デスクトップPCであれば標準的に2TBや3TBを搭載しているPCが主流であると言えます。4TB以上でもかなり安くなったと感じます。
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回転数
HDDの性能表示に『5,200rpm』や『7,200rpm』『10,000rpm』という数値が書かれております。これがHDDの回転数になります。
回転数が速ければ、それだけデータを読み出す、書き出す速度がはやくなります。しかし、速い分だけ『音が煩い』『消費電力も高い』というデメリットもあります。
更に言えば、最近はもっと読み書き速度が出せる『SSD』が登場しているので、回転数の速いHDDが正義というわけでもありません。
キャッシュ(バッファ)
32Mや64Mといった数値が書かれております。データの転送のために、一時的にデータを保存しておく記憶容量です。この容量が大きければ転送速度が上がります。
回転数が多くてもキャッシュの容量が低ければ、転送速度も下がってしまいます。データをよく転送する人はこの数値が高いHDDを選びましょう。
また、データ転送するならば、送信側と受信側も速度が噛み合ってなければ意味がありません。どちらかの遅い性能準拠になってしまいます。
プラッタ
HDD内部の円盤です。枚数が多いほど読み書きに時間がかかると考えていただければ結構です。
ちょっとでも速度を上げたいということであれば、プラッタ数の少ないHDDを選びましょう。
速度重視なら結局SSD
今はSSDという記憶媒体が出てきておりますので、起動速度重視ならSSDを入れてしまう方が良いです。
しかし、大容量のSSDは安くなったといっても、まだまだ高価です。沢山の動画や写真などの映像データを保存するとなると、まだまだSSDでは容量不足です。
まとめ
あえてHDDを選ぶということであれば、扱うデータによって選ぶHDDも変わってきます。
① 頻繁に使うデータであって、少しでもデータの読み書き速度を上げたいなら回転数とキャッシュが多く、プラッタの少ないHDDを選ぶと良いでしょう。
② 長期的に保存するデータを扱っていて、読み書き速度など気にしないなら、回転数やキャッシュの少ない、比較的安いHDDで十分だと思います。
ほとんどの人は、②のHDDで問題無いと思います。PCゲームを保存するなら①の方が良いですが、本当に読み書き速度を早くしたいならSSDを購入した方が良いです。
最近のゲーミングPCもメインストレージはほとんどSSDとなってきており、サブドライブとしてHDDが付属している現状です。
HDDを使うということであれば①と②の条件を念頭に置いて、自分の用途にあったHDDを選択してください。