SSDがかなり安くなり、手が届きやすい価格になってきました。しかし、安いSSDは性能が劣るのではないか?と心配になる人もいるでしょう。
SSDを購入して後悔しないために、SSDの性能を把握するために、SSDで気にするべき性能の項目を書いていきます。
SSDの性能を計るため見るべき項目
接続方法
『SATA』『NVMe』といったPCとの接続方法があります。『NVMe』を選択すると格段にデータの読み書き速度が早くなります。
しかしコストは高く、対応したスロットやアダプターが無い場合は使えません。まず使っているPCの説明書を確認して対応しているかを確認すると良いでしょう。
どちらかの規格が『SATA』の場合は、速度はSATAまで落ちてしまいますので、マザーボードとSSDの両方とも『NVMe』に対応している必要があります。
読み書き速度
SSDのデータを読み出す速度と、書き込む速度です。またそれぞれにシーケンシャル速度とランダム速度があります。
シーケンシャルはSSDの中の連続した領域にデータを扱います。画像や動画といったデータを扱いますので、頻繁に画像データや動画データを読み書きする人は、この速度を重視すると快適になるでしょう。
ランダムの方は4KBの単位でランダムにSSDにアクセスします。OSやアプリで使われるので、こちらの速度が大きい方がアプリの起動等、PCの快適度が上がると言えます。
フラッシュメモリタイプ
『TLC』『MLC』『SLC』『3D NAND』というタイプがありますが、最近は『3D NAND』が主流で、『3D NAND』ではないSSDは珍しく感じます。
『3D NAND』は『NAND』のセルを平面だけでなく、積み重ねることで容量をアップしており、平面よりも耐久力&アクセス速度がアップしております。
WEBショップでは明記されていない場合がほとんどなので、メーカーのHPを見て確認してもらった方が良いです。
容量
120GB、240GB、512GB等々、最近では1TBを超える容量のものもあります。HDDと比較してコストは格段に上がります。
OSを起動するメインストレージに使うようでしたら、240GB以上あると良いです。データを保存するサブドライブ用でしたら、500GB以上は欲しいところです。
SSDを選ぶなら
まず、データ容量は多いに超したことは無いですが『接続方式』『読み書き速度』は気にしておいたほうが良いでしょう。中古でも無い限りは『3D NAND』ではないことは無いと思いますが、一応確認しておいた方が良いです。
快適なデータの読み出し、書き出しこそSSDの真骨頂だと思いますので、上記に書いた『見るべき項目』をしっかりと確認して、納得できるSSDを購入しましょう。
HDDよりも快適な起動を考えているということであれば、少し高くとも性能の良いSSDをメインストレージにすると目から鱗が落ちる体験ができると思います。