BTOパソコンで見かける『ゲーミングPC』と『クリエイターPC』の明確な違いを説明するとなるとわかりづらいですよね?
『普通のPC』と『ゲーミングPC』や『クリエイターPC』の垣根はどこでわかれるのか?曖昧な部分も多いところです。
ゲーミングPCとクリエイターPCの違い
ゲーミングPC
ゲーミングPCは、PCでゲームを遊ぶことに特化したパソコンです。『クリエイターPC』との違いは、ゲームに最適化されたグラフィックボードを搭載しております。
グラフィックボードを搭載していなくても『ゲーミングPC』として発売されているPCもいくつかありますが、そういったモデルは『エントリーモデル』とされ、また拡張性も少ないので時が経つと最新のゲームを遊ぶことは難しくなります。
また、ゲーミングPCの搭載するグラフィックボードはDirectXというマイクロソフトが開発した『ゲーム』『音楽』『映像関連』に特化したAPIです。
ゲームはこのDirectXに最適化して作られていることが多いので、PCゲームを遊ぶのであればDirectXに最適化されたグラフィックボードを搭載していた方がPCゲームをより快適に遊ぶことができます。
また、その最適化されたグラフィックボードの性能を引き出し、CPUやマザーボードなどのパーツもゲームに特化したものを使っているのがゲーミングPCです。
ゲーミングPCはPCゲームを快適に遊ぶことに重点を置いたPCです。ゲームしか遊べないわけではなく、その他の性能も高いものが多いのです。
このガレリアXVくらいの性能があると、ゲーミングPCとしてかなり快適にPCゲームが遊べます。
クリエイターPC
クリエイターPCはゲームよりも創作活動や仕事に重点を置いたPCです。CADや3DCGを使うにあたって、最適化されたプログラム『Open GL』に最適化されたグラフィックボードを搭載するものが多いです。
しかし、クリエイターソフトによってはDirectXに最適化したソフトもあるので注意が必要です。
また、ゲームによってはマインクラフトのように『Open GL』で最適化されたゲームも存在します。
クリエイター向けPCは『Quadro』というグラフィックボードを搭載したものが多く、この『Quadro』シリーズは高性能なものは、とても高価なのでゲーミングPCの数倍の値段になるものもあります。
高性能なクリエイター向けPCは、CPUも一度に多くの処理を行なえる多数のコアやスレッドを持つCPUを搭載し、メモリ容量も大きいものが多いです。
クリエイターPCであれば、このraytrek LZ P2くらいの性能が欲しいところでしょう。
性能が低いものは大差無い
上記に違いを述べましたが、どちらも『エントリーモデル』程度のモデルでしたら、性能に大差はありません。高性能をつきつめたときにやっと違いがわかる状態です。
また『エントリーモデルのPC』でしたら『普通のPC』にちょっとしたグラフィックボードを搭載するくらいの差しかありません。
内蔵グラフィックボードの性能も上がっておりますが、やはりゲームやクリエイター活用を快適に行ないたいのであれば、『ゲーミングPC』と『クリエイターPC』を購入した方が良いでしょう。
大きな違いは『DirectX』に最低化されているか『Open GL』に最適化されているか、というところが『ゲーミングPC』と『クリエイターPC』を大きく隔てるところです。