Ryzen2000シリーズが発売されました。秋葉原では深夜に行列ができるほど期待されるCPUがまた市場に出回りました。
私も今までintel製のCPUばかり搭載したPCを購入しているので、正直なところ最近性能面で期待の持たれるAMD製のCPUを搭載してみたい気持ちもあります。
Ryzen2000シリーズの実力はいかに
4月19日に発売されたのはRyzen2700X、2700、2600X、2600という4種類のCPUです。このCPUはどの程度の性能を持っているのでしょうか?
海外サイト Videocardzで公開されているベンチマーク性能を見ると、2700Xの性能は3D Markの計測で16.271という数値を叩きだしておりCore i7-8700Kに追随する性能です。
そしてCINEBENCHというベンチマークソフトでは1748という性能を叩き出しております。以前のRyzen1700Xの数値である1550を超える数値です。Ryzen1800Xがおおよそ1650程度の数値なのでRyzen1800Xをも超えております。
実際にゲームを動作させてみないことにはわかりませんが、3D Markの計測値を見るとAMD製のCPUもゲームに適してきているのではないか?と思えてしまいます。
Ryzen2000シリーズの値段
値段を調査するとRyzen 7 2700Xが4万円程度、2700が3万8千程度、Ryzen 5 2600Xが2万8千円程度、2600が2万4千円程度のお値段となっております。
2700Xと比較対象になるCore i7-8700Kの値段もだいたい4万円程度なので、非常に悩む値段であると言えます。
Ryzen2000シリーズを買うメリット
Ryzenシリーズはなんと言ってもソケットの対応期間が長いので、CPU交換に対する許容が長いイメージがあります。Intelはソケット形状の変更が激しくマザーボードから買い替えなければいけない案件が多いと思います。
長くマザーボードを使っていきたいと思うならばRyzenシリーズはメリットが大きいと思います。
Core i7-8700Kと比較してしまうと、対ゲーム性能とシングルコア1つあたりの性能は劣ってしまいますが、ゲーム以外の性能では勝っているのでゲーム以外の需要で購入を考えている人はコア数もスレッド数も多いRyzen2700Xを選べば性能的にメリットが大きいです。
基本的にゲーム性能ですとintel CPUに軍配が上がってしまいます。しかし映像編集等でしたらRyzen2000シリーズに軍配が上がってくるので、PCをそういった使い道で使用される方にはコスパ的にも大きなメリットです。
Ryzen2000シリーズを搭載したPC
早速Ryzen2000シリーズを搭載したPCが販売されております。性能を体感したい人は飛びつきたいPCだと思います。
ガレリア AZ
ガレリアの名称がついているのでゲーミングPC寄りのBTOパソコンだと思われますが、クリエイター仕様としても十分活用できるPCだと思います。Ryzen 7 2700Xを搭載してGPUにGTX1080Tiを搭載しています。メモリも16GBあります。
raytrek AT
お求め安い価格でRyzen 7 2700を搭載し、GPUはGTX1060(6GB)を搭載、メモリも16GB搭載しております。ストレージの容量も大きいので動画編集等で大きな活躍を期待できそうです。
自作も楽しそう
Ryzenシリーズの場合、ソケットが長期に使用できるので自作PCにチャレンジするのも楽しそうだと思います。単品でもお求め安いですし、自作PCにチャレンジしてみたい人は試してみても良いかもしれません。