無線LANが普及しておりますが、オンラインゲーム等回線速度を必要とするゲームやデータダウンロードにおいてはネット回線の通信速度は重要です。
しかし、有線接続にしてもネット回線の通信速度が改善されないという人もいらっしゃると思います。そんな際に確認しておきたい事項を書いていきます。
回線速度が遅いと感じた際に確認する3つのこと
LANケーブルのカテゴリの確認
有線LANを施設していても、ケーブルが古いものですと意味がありません。新しい古いの問題ではなく規格の問題となります。
LANケーブルにはカテゴリというものがあり、カテゴリ5、5e、6、6a、6e、7まであります。数字が大きいものほど性能が良いと思ってください。
有線LANを施設していても、安いからといってカテゴリ5のケーブルを購入し使っていてはいつまでたっても通信速度の向上は期待できません。せめて5e以上は使いたいところです。
カテゴリ5は通信速度が100Mbpsしかありません。5e~6までは1Gbpsまで上がり6a~7は10Gbpsとなっております。有線LANを施設しても思った以上に通信速度が出ない場合LANケーブルの仕様を確認してください。
LANケーブルにはだいたいの場合は、カテゴリ情報が刻印されております。古すぎて消えているようなものは規格も古いと思いますのでいっそのこと交換しましょう。
ルーターやHubやコネクタの対応速度の確認
こちらも安価なルーターやHubを購入した場合に100Mbpsまでしか対応していない場合があります。しっかりと通信速度がギガビット対応や1000Mbps対応等と書かれたものにすることが重要です。安価なものは100Mbps対応になっていると思います。
LANゲーブルの規格を上げても、ルーターやHubが速度に対応していなければ結局は意味がありません。LANケーブルが短くて接続コネクタを使っている場合でも、カテゴリ5にしか対応していないコネクタでしたらそこで通信速度が下がります。
PCに搭載しているLANコネクタ自体も古いものだと高い通信速度を受け入れられない場合があります。
プロバイダの通信速度状況を確認
家に引き込むプロバイダからの通信速度が遅い場合もあります。顧客が多い回線はネット接続の多いピーク時間(週末の21時以降等)ではまともな回線速度が出ない場合もあります。
いくら設備投資をしても大元の回線の通信速度が出ていなかったらどうしようもありません。プロバイダの契約から見直す必要があるでしょう。
まとめ
『有線LANで接続しているのに10Mbpsも出ていない(涙)』なんていう人は一度上記3つの事項をしっかりと確認してみると良いと思います。
私も通信速度が得られず確認したら、ルーターにつないでいるLANケーブルがカテゴリ5のものだったという苦い思い出があります。
『こんなところにLANケーブルがあった、これでいいや』なんて安易に規格も確かめないで使ってしまい後々泣きを見る破目になってしまいました。
なにかの付属でついてくるLANケーブルは規格のグレードが低い安物の場合がありますので、使う前にはよく確認しましょう。